今月いっぱいでNHKを退職する近江友里恵アナウンサーが5日、この日が最後の出演となる情報番組「あさイチ」（月～金曜午前8時15分）の番組内で卒業のあいさつを行った。近江アナは2018年から退職した有働由美子アナの後任として博多華丸・大吉と一緒に司会を務めていた。

　赤いワンピース姿の近江アナは番組の最後にあいさつ。視聴者に感謝した上で「3年間あさイチ、見てくださってありがとうございました。4月から何をするかというと、街づくりの仕事にかかわることになりました。もともと建物見たりするのが好きだったんですけども、ブラタモリで全国各地を歩かせていただいた経験とか、災害報道の現場で防災とか減災とか学ばせていただいたことも、役立てられると思うし、何よりもあさイチでたくさんの生活の知恵を学ばせていただいたので、そういうものを生かして、いい街をつくってみなさんに恩返ししていきたいなと思っております」と話し、慣れ親しんだ番組に別れを告げた。

　近江アナは2月10日退職が報じられ、同12日には同番組内で3月いっぱいでNHKを退職することを報告。今後について「4月以降は私の中でぜひ挑戦してみたいこととか、新しく勉強してみたいことがありまして、アナウンサー以外の仕事に4月以降、挑戦する予定でございます」と話していた。3月1日にはインスタグラムを更新し、この日が最後の出演になると明かしていた。

　近江アナは今月末まで有給休暇を取得した後に退職する。後任の鈴木奈穂子アナは29日から出演する。

　関係者によると、鈴木アナの出演までは森田洋平アナ、松岡忠幸アナ、保里小百合アナら、現在、同番組でリポーターを務めるアナウンサーらが代わりを務めるという。