11年目のNMB48が迎える正念場 中心メンバー卒業で鍵となる“ニュースター誕生”
昨年、10周年記念ライブを成功させたアイドルグループ「NMB48」が、11年目に正念場を迎えようとしている。2日と3日に開催された大阪・オリックス劇場でのイベント2DAYSで、グループの今後を左右する大きな動きがあった。
白間美瑠の卒業コンサートは初夏に開催
昨年、10周年記念ライブを成功させたアイドルグループ「NMB48」が、11年目に正念場を迎えようとしている。2日と3日に開催された大阪・オリックス劇場でのイベント2DAYSで、グループの今後を左右する大きな動きがあった。(取材・構成=イシイヒデキ)
2日のイベントでは、グループの中心メンバーの白間美瑠が卒業を発表。白間は、2010年に「NMB48オープニングメンバーオーディション」に合格し、山本彩、渡辺美優紀らとともに、NMB48の歴史を築いてきた。グループ結成当時は中学生で、末っ子のような存在だった彼女は、10年以上アイドルとして活動し、最後の1期生メンバーとなっていた。
「1期生の中でも本当にたくさんの方に支えていただき、助けていただき、成長させていただいたからこそ、1期生のみんなを最後まで見送ってから卒業しようと思っていました」
卒業発表の際、そう明かした白間。同期との別れ、たくさんの出会いを経験し、アイドルとしても人としても大きく成長した。1期生としての役目を終えようとしている白間のNMB愛は、デビュー当時と変わらない。卒業は愛ゆえの行動でもある。
「11年間、ガムシャラに全力で走り続けてきて、悔いなく、後悔なく、やり切った! という気持ちです。私はNMB48が本当に大好きです。でも、NMB48にずっとは甘えてられない。卒業して白間美瑠個人として大好きな歌、ダンス、パフォーマンスをしたいし、女優さんやいろんな挑戦もしたいと思います。その挑戦し続ける姿を見ていただいて元気、勇気、笑顔をお届けします」
白間の言葉1つひとつに、芯の強さが感じられた。新たなステージへと進む前に、まだやらなければならないこともある。
「11年間分のいただいた愛と、11年間学んだことを後輩にたくさん伝えて、私の難波愛や難波魂を渡して、最後まで全力で走り切りたいと思っています」
白間の卒業コンサートは初夏に大阪城ホールで開催。果たして、最後の1期生から継承される愛と魂は、どんな形となって表れるのか。