「ママ・パパの育児に対する意識調査」 パパの育児参加を巡りギャップも
ピジョン株式会社は、「ママ・パパの育児に対する意識調査」を実施し、その結果を発表した。調査は0~1歳の子どもを持つ20~40代のママ・パパ計800人を対象にした。
コロナ禍で育児に対する意識変化が増加
ピジョン株式会社は、「ママ・パパの育児に対する意識調査」を実施し、その結果を発表した。調査は0~1歳の子どもを持つ20~40代のママ・パパ計800人を対象にした。
内閣府の調査によると、新型コロナウイルス発生前と比べて、家事・育児への向き合い方に意識変化があったかという問いに対し、小学生までの子どもを持つ女性・男性の6割以上が「はい」と回答。特に、小さい子どもを持つ男性ほど家事・育児意識に変化があったと答え、テレワークなど働き方が変わった世帯では、夫の役割が増えたという回答も多くあった。
ピジョンの調査では、まず、「ママモード/パパモード」(出産・育児に対する当事者としての責任意識がある状態)になったのはいつ頃からかと質問。最も多い回答はママ・パパともに“赤ちゃんが生まれた直後”(25.5%)だった。
一方、次に多かったのがママは妊娠3か月以前(21.8%)、妊娠 4~5か月(17.8%)の妊娠初期であるのに対し、パパは妊娠8か月~産前までという回答が23.8%だった。早くから“ママモード”が芽生える傾向にあるママと比較すると、“パパモード”が芽生えるのが遅いということが読み取れた。
また、「妊娠後期のプレママ/プレパパのときから、父親は育児に向けた準備に積極的に参加するべきだと思う」と答えたママは74.8%に対し、パパは61.5%、「父親が育児に向けた準備に参加するのは難しいと思う」と答えたママは25.3%に対し、パパのほうが38.6%と多い結果になった。プレママ/パパ期の育児準備は、ママの「パパも参加すべき」という思いと、パパの「参加するのは難しい」という思いにギャップが存在していることが判明した。
両者の当事者意識のスイッチを入れる「ママモード/パパモード」になったきっかけとして一番多かったのが、「生まれた子どもを見たとき(ママ74.9%、パパ63.8%)」で、これを筆頭に全般的にママは多くのシーンで自覚を覚える傾向にあった。全体的にママよりも低迷するパパだが、「夫婦で子育てについて話し合ったこと」は、32.0%で唯一ママと同ポイントと並び、特に自覚を覚えるきっかけとなることが分かった。
また、「購入時に配偶者と相談したい出産・育児アイテム(※複数回答)」はママ・パパともに「ベビーカー・バギー」が1位という結果になった。