【ズバリ!近況】「二人のアカボシ」で紅白出たキンモクセイの伊藤俊吾さんはパニック障害を克服し再起
2002年、「二人のアカボシ」をヒットさせ、NHK紅白歌合戦にも出場した相模原出身の5人組バンド・キンモクセイ。懐かしい感じの音楽とボーカルの伊藤俊吾さん(43)のちょっとハスキーでセクシーな歌声が魅力的だった。そのキンモクセイが2018年、活動を再開。ボーカルの伊藤さんに近況を聞いた。
二度とキンモクセイは活動できないと思っていた
2002年、「二人のアカボシ」をヒットさせ、NHK紅白歌合戦にも出場した相模原出身の5人組バンド・キンモクセイ。懐かしい感じの音楽とボーカルの伊藤俊吾さん(43)のちょっとハスキーでセクシーな歌声が魅力的だった。そのキンモクセイが18年、活動を再開。ボーカルの伊藤さんに近況を聞いた。
この10月に活動を本格的に再開して、12月25日に14年ぶりのオリジナルアルバム「ジャパニーズポップス」を出します。08年に活動を休止したときは二度とキンモクセイは活動できないと思っていたので、まさかこんな日がくるとは思いませんでした。もっと言うと、もう表舞台では歌えないとさえ思っていたし、バンドの空気も悪くなっていましたしね。でも、メンバー間で連絡がとれないわけではありませんでした。
再始動のきっかけは去年10月のイベント。ボクが地元・相模原のイベントに呼ばれてソロで出る予定が、たまたま全員の予定が合ったので5人で出ることになったんです。久々に5人で集まりリハーサルで音を合わせたら、“キンモクセイの音”になって感動しました。それぞれが別々の現場で活動してきた積み重ねがあり、それぞれが頼もしく育っていて、なおかつ変わらない部分もあって。
今はデビュー前に戻ったような気持ち
そこからは細かいことは気にせず音楽の楽しさで盛り上がり、ここまできた、という感じですね。今年10月に相模原市民会館ホールでワンマンライブをやったら1270席が完売。ライブに向けて新曲「セレモニー」も完成して。自宅でレコーディングしたんですけど、音の入り口から出口まで100%自分たちの好みの音で録ることができて、デビュー前に戻ったような気持ちに。
せっかくなら古巣の関係者に聞いてもらいたいと思って渡したら、フルアルバムをメジャーで出すことになりました。今月だけでも6本ライブがあって、ほかにテレビ、ラジオ……話がどんどん膨れあがりました。3月以降はソロ活動と並行してできればな、と思っています。