「イッテンゴ」で女子プロレス開催 スターダムの魅力が2年連続で花開く

新日本プロレス1・5東京ドーム大会に、昨年に続いて女子プロレス・スターダムが登場。今年は2試合が提供された。

 1・5東京ドーム大会で女子プロレス「スターダム」選手たちが躍動した【写真:山口比佐夫】
 1・5東京ドーム大会で女子プロレス「スターダム」選手たちが躍動した【写真:山口比佐夫】

今年は2試合 「スターダムの興行に足を運んでくれる方が増えればうれしい」

 新日本プロレス1・5東京ドーム大会に、昨年に続いて女子プロレス・スターダムが登場。今年は2試合が提供された。

 第0-1試合では、AZM、上谷沙弥、林下詩美のクイーンズ・クエストとドンナ・デル・モンド(DDM)のなつぽい、ひめか、舞華組が激突。6人がリング狭しと暴れ回り、9分48秒、上谷がフェニックススプラッシュで、なつぽいをフォールした。

 上谷は「新日本プロレスの飯伏幸太選手に憧れて、プロレスの魅力にハマった。この舞台で決められ誇りに思う。詩美さんの持つ赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)に挑戦したい」と表明。同門対決によるタイトル挑戦をぶち上げた。

 同王者の林下は、タイトル戦は保留したうえで、「2018年の1・4東京ドーム大会を妹と一緒に観戦した。今回、イッテンゴに第0試合だけど、出場できた。いつかはスターダムの東京ドーム大会、メインイベントに赤いベルトを持って出たい」と目を輝かせた。

スターダム「ドンナ・デル・モンド」の朱里、ジュリア組は勝利の喜びをかみしめた【写真:山口比佐夫】
スターダム「ドンナ・デル・モンド」の朱里、ジュリア組は勝利の喜びをかみしめた【写真:山口比佐夫】

第0-2試合ではDDMの朱里、ジュリア組と中野たむ、岩谷麻優組が激闘を展開。一進一退の攻防の末、ジュリアが12分49秒、中野をグロリアスドライバーで仕留めた。

 DDMのリーダー、ジュリアは2年連続のドーム出陣に加え、DDMのメンバー全員がドームのリングに出場したことを喜び、「コロナ禍が大変だけど、必ず、いつかまた満員のお客様の前で、また声援が出せる中で、このリングに帰ってきたい」と誓った。

 19年の米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン大会、20年、21年の東京ドーム大会と新日本のビッグマッチの常連となった岩谷は「スターダム提供試合を見て、スターダムの興行に足を運んでくれる方が増えればうれしい」と前を向く。

 2試合ともに会場には拍手が巻き起こった。スターダムの小川宏エグゼクティブプロデューサーも「今年は2試合。とにかく無事に終わってホッとした」と、胸をなでおろしたが、昨年同様、手ごたえをつかみ取ったようだ。

 日本プロレス界最大のビッグマッチで、スターダムの魅力が2年連続で花開いた。

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