31分18秒の死闘!飯伏幸太、ドームのメインで内藤哲也下し2冠王者に輝く「ジェイに勝って本当の神になる」

新日本プロレスのビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM 15」が4日、東京ドームで行われ、メインの第6試合IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合は、昨年の「G1 CLIMAX 30」覇者の飯伏幸太が、王者・内藤哲也をカミゴェ3発で倒し、2冠王者に輝いた。

飯伏幸太がカミゴェを決め、悲願の2冠王者に輝いた【写真:山口比佐夫】
飯伏幸太がカミゴェを決め、悲願の2冠王者に輝いた【写真:山口比佐夫】

新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム」

 新日本プロレスのビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM 15」が4日、東京ドームで行われ、メインの第6試合IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合は、昨年の「G1 CLIMAX 30」覇者の飯伏幸太が、王者・内藤哲也をカミゴェ3発で倒し、2冠王者に輝いた。

 ゴングが鳴り、拍手の後の静けさが緊張感となってドーム全体を包む。お互いに先を読み合う戦いが続く中、飯伏の首に攻撃を集中させる内藤。飯伏も返していくが、徐々に流れは内藤のペースになる。

 攻め続ける内藤だったが、20分が経過し、飯伏が逆襲。エプロンからダッシュした内藤をフランケンシュタイナーでキャッチし、場外に投げつける。内藤はカウント19でリングに戻ると、今度はコーナートップからリバースのフランケンシュタイナー。

「アーッ!」と雄叫びを上げた飯伏はカミゴェを狙うが、内藤はデスティーノで阻止。飯伏は人でなしドライバーで内藤の脳天をリングに突き刺す。さらにパワーボムからカミゴェをヒットさせたが、カウントは2・5。

 ここで飯伏はフェニックススプラッシュを狙うが誤爆。スクっと立ち上がった内藤が、コリエンド式デスティーノを見舞うが、ここもカウント2・5。終盤まで一進一退の展開となる。

 だが、勝利の女神がほほ笑んだのは飯伏のほうだった。2発目のカミゴェでも粘る内藤に、3発目のカミゴェを浴びせて3カウント。31分18秒、飯伏が悲願の2冠王者に輝いた。

 試合後、5日に挑戦するジェイ・ホワイトがリングに登場し、飯伏を挑発した。

 飯伏はマイクを持ち「ジェイ、俺は、絶対に1日じゃ終わらない。その前に内藤さん、ありがとうございます。ジェイ、明日もう1回僕が試合後、赤コーナーで立っている姿が見えるよ。お前は明日で終わりだ」と応酬。

「この時期に皆さん、集まってくれてありがとうございました。でも僕は1日じゃ終わらない。絶対に明日も守り抜いて見せます。2つのベルト、最高のベルトと最強のベルトを持っています。明日もこれをキープする。僕は、逃げない、負けない、諦めない。そして明日ジェイに勝って本当の神になる」と宣言し、ベルトをしっかりと抱きかかえて花道を去って行った。

次のページへ (2/2) イッテンヨン第6試合ダイジェスト
1 2
あなたの“気になる”を教えてください