日テレ「news zero」2021新テーマ曲は米津玄師の書き下ろし楽曲 4日初披露

日本テレビの夜の報道番組「news zero」の1月からの番組のテーマ曲が米津玄師の楽曲に決まった。4日の放送(午後11時)で初めてオンエアする予定。

テーマは「夢と現実の間を反復する」こと

 日本テレビの夜の報道番組「news zero」の1月からの番組のテーマ曲が米津玄師の楽曲に決まった。4日の放送(午後11時)で初めてオンエアする予定。

 米津は、昨年8月にリリースしたアルバム「STRAY SHEEP」が150万枚を超えるメガヒットを記録。男性ソロアーティストとしては14年10か月ぶり、オリジナルアルバムとしては15年9か月ぶりの快挙で、「平成生まれアーティスト史上初の150万枚突破作品」として歴史の1ページにその名前を刻んだ。また、公式YouTubeチャンネル登録者数は日本人アーティストとしてトップの564万人、YouTubeの総再生回数は33億回を超える。

 普段滅多にメディアに登場しない米津に対し、「news zero」ではこれまで、昨年8月の有働由美子キャスターとの対談など、継続的に取材を敢行。現代社会や、ニュースで伝えられるさまざまな出来事に対して、米津は「本当は白と黒だとか善と悪だとか、そういう単純な対立に回収できるようなものではない、いろんなグラデーションがあるはず」という思いを抱いていたという。

 新曲もそんな思いを込めて、「news zero」のために書き下ろしており、「夢と現実の間を反復する」ことがテーマになる。

 米津は、昨年12月24日の放送の中で新テーマ曲について次のように語った。

「今回の曲に関していうと『夢と現実の間を反復する』っていう曲にしたいなと思っていて。
現実のある意味虚しい出来事だったり、怒りを感じるような事だったり、見渡してみるとそういうものがいくらでもころがっている。残酷なまでの『現実』と、そこから対極にある『安らかな夢の中』、その夢と現実の間を反復しながら生きていくというのが、自分にとってはものすごく大事なんじゃないかという風に思っていて。

 夜のニュースを見てそのあと眠りにつくじゃないですか。どういう風に眠りにつくかは人によって違うと思いますけど、少なくとも自分は『安らかな空間』というものが生きていく上で必要不可欠だった人間なので、自分と同じような人間もいくらかいるだろうと。共感してもらえたらありがたいかなと思います」

 また、有働キャスターは「米津さんの作る曲には、表に文字として現れる歌詞のその奥に、いつも深い意味と、想い、そして祈りが、込められていると感じています」とコメント。

「米津さんが作ってくださる曲、聞かせていただくのが楽しみで仕方ありませんし、毎晩どんな辛いニュースが並んでも、最後には米津さんの曲が待っていると思うと、心穏やかになれる気がします。米津さんの曲と一緒に、『news zero』もまた一歩前に進めればと思います」と期待を寄せた。

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