石原さとみ、主演ドラマ会見「こういう役がやりたかった」 寺尾聡「本当に素敵」と大絶賛
女優の石原さとみが3日、テレビ東京系の新春スペシャル主演ドラマ「人生最高の贈りもの」(4日午後8時~)のオンライン記者会見に出席した。
脚本は岡田惠和、「池中玄太」シリーズで知られる石橋冠が監督
女優の石原さとみが3日、テレビ東京系の新春スペシャル主演ドラマ「人生最高の贈りもの」(4日午後8時~)のオンライン記者会見に出席した。
余命がわずかであることを隠して里帰りした娘・ゆり子と父・亮介との温かくて切ない心の交流を描いたヒューマンストーリーで、脚本を岡田惠和、「池中玄太」シリーズや「新宿鮫」シリーズで知られる石橋冠が監督を務めた。
同局系ドラマに初めて主演する石原は「明けましておめでとうございます」とにこやかに新年のあいさつをし、「娘でも妻でもあるゆり子を演じました。決めたことをちゃんと行動できる勇気のある女性。ゆり子がどういうふうに思っているのか想像しながら見てください」と見どころをアピールした。
今回が初共演となった父親役の俳優・寺尾聰については「撮影は1年半前でしたが、お会いした瞬間から頑張るとか、無理をするとか、ではなく自然と会話ができました。愛を包んで届けてくれる温かい人だなと思いました」と明かす一方、「撮影終わった後にライブに行ったときは全然違っていて色気ムンムンなダンディーなお父さんでした」と振り返った。
これに寺尾は「石原さんの印象は、ドラマとはちょっと違っていた。こんなに素敵な女優さんなんだ、というところを見てください」と絶賛した。
同ドラマが描く家族の絆について聞かれると石原は「去年12月に誕生日を迎えましたが、仕事仲間が何十人も寄せ書きを送ってくれたり、ファンの方がコメントや写真を集めてアルバムを作ってくれたりして、本当にうれしかった。絆や愛を感じられる瞬間でした。こういうつながりや言葉にすることだったり、行動することだったり、関係性を築いていくことがどれほど大切か感じました」と語った。
夫役で共演した俳優の向井理は「2010年に鶴瓶さんとテレビ番組で島根に行ったときに知り合った農家の方といまだに文通しています。こういうやりとりは素敵なのでずっと続けていきたい」と秘話を明かした。
また、編集者役で共演した勝地涼は「僕のお父さんも不器用で、言葉足らずですが、正月に家族で集まったとき、一緒にに食事するだけで家族だなと感じました。コロナで会えない友人にも感じますし、会うだけが絆ではないなと感じました」としみじみ。
最後に、家族をテーマにしたこのドラマについて石原は「個人的なことですが、こういう役がやりたかった。それができたという思いが本当にあります。1年半前の撮影でしたが、こうした当たり前の日常がとてもうらやましい、と思っています。1日も早くこのドラマのような時間が戻って来てほしい」とコロナ終息を願っていた。