SANADAがセイバーJr.の異変を指摘「酒飲んでるんじゃないか」とあきれる
新日本プロレスは9日、都内の事務所で会見し、1・4&1・5東京ドーム大会の全対戦カードを発表した。
ブリティッシュ王座には興味なし 嘲笑された借りはリングで返す
新日本プロレスは9日、都内の事務所で会見し、1・4&1・5東京ドーム大会の全対戦カードを発表した。
1・5決戦ではブリティッシュヘビー級選手権が行われる。王者ザック・セイバーJr.(32)にSANADA(31)が挑戦するが、会見ではセイバーJr.が登場するやSANADAを一方的コキ下ろす。
8日のワールドタッグリーグ戦(広島)で優勝できなかったSANADAが白パンツを履いて登場したことに腹を立て「白パンツなんて冗談だろ」「笑わそうと思ったのか」などと畳みかけた。ブリティッシュ王座こそが新日本の象徴と主張し「自分こそストロングスタイル」「あごも猪木さんと同じ」と団体創始者のアントニオ猪木氏の名前を出して優位性をアピールした。
言うだけ言うや退席したセイバーJr.に対し、SANADAは服装については巡業中だったためスーツを用意できなかったことを説明しつつ、「ちょっとおかしかったですよね、今日。酔ってるんじゃないか。酒飲んでるんじゃないかというくらい(にヒドイ)。あまり気にしないです」とあきれた表情を浮かべた。
どれだけ嘲笑されようと、白黒はリングの上でつけるのがこの男の流儀だ。「ベルトは正直言うと興味はないです。ザックと戦いたい」と静かに闘志。「今は負けたことに意味があると切り替えています」とワールドタッグリーグ戦の敗戦も前向きに捉え、自身初となる東京ドーム大会のシングルマッチへ、臨戦態勢を整えた。
一方、1・4決戦でIWGPタッグ王座をかけて激突する両チームも火花を散らした。
ワールドタッグリーグ戦で初優勝を飾った挑戦者のジュース・ロビンソン、デビッド・フィンレー組は「相手は穴のない2人だが、負けたことがないわけではない。そこを突いていく」と勢いに乗っての王座奪取を宣言。一方、王者のタマ・トンガ、タンガ・ロアのG.o.Dは、「俺たちが負けることはないだろう。挑戦権というのはお前たちにとってクリスマスプレゼントのようなもの。メリークリスマス!」とふてぶてしく言い放った。
なお、1・5決戦で予定されていた獣神サンダー・ライガーの引退試合Ⅱは、ライガー、佐野直喜組VS高橋ヒロム、リュウ・リー組の組み合わせとなり、藤原喜明がライガー組のセコンドに就くことになった。