那須川天心 武尊について「もう交わる確率はないと思う」大晦日は江幡塁と激突

格闘技プロモーションRIZINは5日、さいたまスーパーアリーナで12月31日に開催する「RIZIN.20」の記者会見を開き、那須川天心(21)と江幡塁(28)、白鳥大珠(23)と大雅(23)のキックボクシングルールによる2試合の追加カードを発表した。

(写真左から)白鳥大珠、那須川天心、榊原信行CEO、江幡塁、大雅
(写真左から)白鳥大珠、那須川天心、榊原信行CEO、江幡塁、大雅

「RIZIN.20」那須川の対戦相手は"新日本キックのエース”

 格闘技プロモーションRIZINは5日、さいたまスーパーアリーナで12月31日に開催する「RIZIN.20」の記者会見を開き、那須川天心(21)と江幡塁(28)、白鳥大珠(23)と大雅(23)のキックボクシングルールによる2試合の追加カードを発表した。

 これまで数々の日本人ファイターを撃破してきた“神童”那須川は、新日本キックボクシング協会のエースで現在2本のベルトを持つ江幡を迎え撃つ。那須川は試合への意気込みを「江幡選手は自分のデビュー前から新日本キックで活躍している選手。幻想は強いと思うが、大晦日らしくぶっ倒していきたい」とコメント。さらに「自分はずっと日本にいるつもりはないので、日本に残された数少ない選手。尊敬の気持ちを込めて倒しにいきたい」と敬意を払いつつ、勝利を誓った。

 対するRIZIN初参戦の江幡は「天心選手は格闘技界を引っ張る存在だが、僕はキックボクシング伝統のスタイルを突き詰めてきた。互いのスタイルがぶつかって、ドラマを生むような試合にしたい」と熱く語った。なお、両者の一戦はヒジなし3分3ラウンド延長1ラウンドの特別ルールで行われる。

 また、一時は対戦の機運が高まりつつあったK-1スーパー・フェザー級王者の武尊(28)との対戦について聞かれた那須川は「もう交わる確率はないと思うし、今はそこまでやりたいとは思っていない」と言葉少なにコメントした。

 そして、もう一試合、今年10月に「RIZIN.19」で行われた、白鳥と大雅のリマッチも発表となった。大雅は「(リマッチは)自分からお願いした。自分の中では、試合はまだ終わってないと思っているので、続きを大晦日で見せたい」と完全決着を宣言。一方、白鳥は「僕的にはやる必要がないと思っていたけど、やる以上は『二度とやりたくない』と思うようにきっちり倒す」とこちらもきっぱりと宣言。

 会見では、RIZINのeスポーツへの参入も発表され、その第一歩として、12月29日、さいたまスーパーアリーナコミュニティーアリーナにて、ヴァーチャルユーチューバーが大集合するフェス「vRIZIN」を、また30、31日には同会場にてeスポーツ対戦イベント「eRIZIN」を開催することが決定した。

 2020年以降は、RIZINの全国開催にあわせて、「eRIZIN」の開催も企画中という。リアルバウトとeスポーツ、2つの戦いを軸にRIZINはますます勢いを増しそうだ。

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