レストランを舞台に、食事を楽しみながら観劇する体験型エンターテインメント「劇メシ」が、初めてドラマ化されることが決定した。昨年10月に福岡で上演された作品「誰がピザを食べたのか？」で、12月28日から有料配信される。

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「劇メシ」配信ドラマ化。プロデューサーを佐川秀人氏(エンテージ)が務め、脚本もドラマ版に書き換え、キャストも新たに撮影が行われた。脚本は「捨ててよ、安達さん」(2020年テレビ東京系で放送)など話題作を手掛ける下田悠子。監督は、オーストリアの芸術祭「アルス・エレクトロニカ 2020」コンピューターアニメーション部門で栄誉賞を受賞した清水憲一郎(Pele)。

　ドラマ「誰がピザを食べたのか？」では、高校時代の同級生4人が再会し、近況報告をしていると、頼んだピザが残り1枚になっていることに気づく。「ねぇ、誰がピザを2枚食べたの？」その一言をきっかけに始まる口げんか。グループ内でのマウンティングやお互いの不平不満から、高校の屋上から転落死したもう一人の同級生の話に波及していく。彼女の死は、本当に事故死だったのか……。会話の中から真相が明らかになっていくミステリーサスペンスとなっている。

　仲良し4人組の中心的存在である前田あかりを演じるのは、サッポロビールイメージガールとして注目を集め、モデル・女優として活躍する蜂谷晏海。蜂谷は「今年は新型コロナウィルスの影響でお芝居に触れる機会が少なかったので、今回のドラマに出演が決まってとてもうれしかったです」と喜ぶ。

　冷静で賢い久遠真央を演じるのは、“次世代美脚クイーン”と言われる早川みゆき。「4人の女の子、それぞれが実際にいそうなキャラクターで、皆さんもその葛藤や心情にも、共感できる部分があるのではないでしょうか。話が進んでいくにつれ、どんどん闇が深まっていくストーリーを、それぞれのキャラクターに注目しながらご覧いただきたいです」と、脚本の魅力を語った。

　楽観的なお嬢様タイプの丸山小春を演じるのは、“むっちりすと”の愛称で親しまれる霜月めあ。撮影について、「高校時代からの仲良し4人組ということで、撮影以外にもコミュニケーションをたくさん取りました。意識せずとも一緒にごはんを食べたり、台本を読み合わせながらすぐに仲良くなったので、和気あいあいと撮影に挑むことができました」と振り返る。

　派手な生活を送る読者モデルの滝沢エリカを演じるのは、イラストレーターの活動もしつつモデルとしても活躍する竹内星菜。演技に挑戦するのは初めてで、「足を引っ張らないようにしなきゃ……と不安でもいっぱいでしたが、私なりにエリカの“憎めないおバカキャラ”を意識しながら演じました」と語った。

　そして、物語のカギを握る高校で転落死した同級生、早川ナミを現役高校生のPopteen専属モデルで、動画クリエーターのゆなが演じる。ゆなは「ナミは、親思いでいい子だけれど、一人で抱え込みすぎてしまうなど“普通ではない”部分もある子。そんなところを魅力的に演じたいと思い、表情や動き、声のトーンなど気を付けながら演じました。隠し持っている秘密をどう上手に話すか、みんながみんな自分をよく見せようとする掛け合いを含めて、『誰がピザを食べたのか？』をぜひご覧になって確かめてください！」とアピールした。

　5人のインスタグラムとツイッターの総フォロワー数は、2020年11月26日現で、合計103万人を超えるという。“インフルエンサー女子”たちの共演にも注目だ。