柴咲コウ10歳から35歳への“変化” ツインテール、若奥様風…ドラマのヘアメーク術
柴咲コウ主演・遊川和彦脚本のドラマ「35歳の少女」(日本テレビ系、毎週土曜日午後10時)は、28日に第8話を迎える。不慮の事故により10歳で長い眠りにつき、25年ぶりに目覚めた主人公・望美(柴咲)。外見は35歳、中身は10歳のままだった少女の成長と葛藤を描き、第7話ではついに心も大人へと急速に成長を遂げ、望美の心が年齢に追いついた。変化を続けてきた望美のビジュアルを作り上げたのが、柴咲のヘアメークを担当する新井はるかさん。絶妙に計算されたヘアメークの秘密とは。
柴咲コウ主演×遊川和彦脚本のドラマ「35歳の少女」 ヘアメーク担当が秘密明かす
柴咲コウ主演・遊川和彦脚本のドラマ「35歳の少女」(日本テレビ系、毎週土曜日午後10時)は、28日に第8話を迎える。不慮の事故により10歳で長い眠りにつき、25年ぶりに目覚めた主人公・望美(柴咲)。外見は35歳、中身は10歳のままだった少女の成長と葛藤を描き、第7話ではついに心も大人へと急速に成長を遂げ、望美の心が年齢に追いついた。変化を続けてきた望美のビジュアルを作り上げたのが、柴咲のヘアメークを担当する新井はるかさん。絶妙に計算されたヘアメークの秘密とは。
――10歳の望美はツインテールが印象的でしたね。
「まず10歳の頃は、回想シーンで登場する小学生の望美とリンクさせた部分を残したいという話があったので、見た目で分かりやすく髪をツインテールにしました。メークに関して言うと、コウさんはもともとお肌が綺麗なのでそれを生かしつつ、化粧感を出さないようにしています。3話くらいまでは10歳のイメージに近い雰囲気にしているので、実はほぼベースくらいしか塗っていなくて、カラーも一切のせていないんです。10歳から中学生くらいまでは地を生かした可愛らしさで、表情や仕草をコウさんがすごく素敵に演じているので、こちらが特別にやったということはなかったですね」
――第5話くらいまでは、メークより髪型の変化が大きいでしょうか?
「子どもの頃はメークというより、肌のツヤっぽさと幼さを意識していました。中学生になったら友達もできたし、ヘアスタイルはポニーテールで元気な感じに。高校生くらいの時期には結人(坂口健太郎)に恋もして、ちょっとオシャレに目覚めた女の子らしく編み込みのヘアスタイルにしてみたり。子どもから一歩成長した感じがありますね」
――第6話以降は大人になって雰囲気もぐっと変化します。
「メークも少しチークを入れてマスカラやグロスを足して、髪の毛もふわっと巻いて女性らしさを出しました。イメージ的には20代前半の女子大生くらいですよね。だから第6話は、もしも望美が大学に通っていたらこういう感じをやりたかったんだろうなというのがテーマです。第7話で実家を出て結人と同棲している時は、せりふにもありますが『若奥様』風のイメージで、料理シーンなんかもあるのでハーフアップにして大人っぽくしています」
――柴咲さんからのアイデアも反映されたそうですね。
「編み込みヘアについては、『まだあまり大人に見せたくない』と脚本の遊川さんや大平太プロデューサーと話をしていたら、『両サイドをちょっと編んでみたらどうかな?』とコウさんがアイデアを出してくれて。メークに関してもやりすぎると大人になっちゃうから加減が難しくて、結構相談しながらやっていました」
――各年代のビジュアルを通して、特に意識した部分はありますか?
「望美は25年ぶりに目覚めた上、成長していきます。特殊な設定ではありますが、だからこそ、各年代の成長を望美が経験する過程を見ている方に、『望美の気持ちも分かる」と共感してもらいたいと心掛けて作っています」
第8話では、家族と結人の前から姿を消し、連絡もつかない状態になってしまった望美が、まるで別人のような姿に豹変し、意外な生活をしていた……。最新回にも注目だ。