渡邉美穂、俳優として歩んだ4年 日向坂46卒業直後は「生きている心地がしなかった」
俳優の渡邉美穂が主演を務めるドラマ『旦那の浮気相手とLINE友達になってみた』が縦型ショートドラマアプリ「タテドラ」で配信中だ。本作は、渡邉演じるハッチが、夫・テツ(さらば青春の光・東ブクロ)の浮気相手とLINEでつながりながら、夫とその浮気相手を追い詰めていく実話をもとにした逆転リベンジドラマ。渡邉が、本作の役づくりについてのほか、日向坂46卒業後の俳優業への思いや現在の心境を語った。

主演を務めた『旦那の浮気相手とLINE友達になってみた』が配信中
俳優の渡邉美穂が主演を務めるドラマ『旦那の浮気相手とLINE友達になってみた』が縦型ショートドラマアプリ「タテドラ」で配信中だ。本作は、渡邉演じるハッチが、夫・テツ(さらば青春の光・東ブクロ)の浮気相手とLINEでつながりながら、夫とその浮気相手を追い詰めていく実話をもとにした逆転リベンジドラマ。渡邉が、本作の役づくりについてのほか、日向坂46卒業後の俳優業への思いや現在の心境を語った。(取材・文=堀タツヤ)
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――出演発表時には、縦型ショートドラマへの出演を「新しい挑戦」とコメントされていましたね。
「縦型ショートドラマは最近すごくはやっているので、いつかやってみたいと思っていたんです。だから、挑戦する機会をいただけてうれしかったです。原作も読ませていただいて、浮気した夫にどう復讐していくのか、その過程が面白くて。復讐系の漫画が好きでよく読むんですけど、今回の方法は斬新で新しいなと思いました」
――渡邉さん演じるハッチの役柄については、どのように捉えていましたか。
「ハッチと夫のテツも、最初はお互いを好きになって、生涯を共にしたいと思って結婚したはず。だから、新婚の頃の幸せだったシーンはちゃんと楽しそうに演じようと思いました。そこが幸せそうに見えるほど、その後に裏切られた時とのコントラストが生まれると思ったんです」
――演じるうえで、特に意識したことはありますか。
「ハッチを嫌な女に見せないことは意識しました。浮気相手に近づいてLINEで友達になって復讐していくので、やり方によっては、ハッチが加害者のように見えてしまう可能性もあると思って。前提として、健気でいい人だけど、やられたことにはちゃんと決着をつける、意思の強い女性として演じたいと思ったんです。傷つく時はちゃんと傷つく、普通の20代の女性であることを意識しました」
――ちなみに、渡邉さん自身は同じような状況になったら、ハッチのように行動できそうですか。
「絶対にやります! 許しません(笑)。ちゃんと作戦を練って、徹底的に追い込むと思います。知らないふりをして、裏で証拠を集めて(笑)。そう考えると、私はハッチとめちゃくちゃ似ていると思います」
――恐ろしい(笑)。夫のテツ役は東ブクロさんが務めますが、本人のこれまでのイメージを含めて、かなりハマり役ですよね。
「最高だなと思いました(笑)。東ブクロさんが演じることで説得力があるというか、役に厚みや深みが出ると思ったんです。本人にも『めちゃくちゃぴったりですね』って言いましたし、撮影中もイジっていました。『普通、本人にそんなこと言わないよ』って言われましたけど(笑)」

日向坂46で過ごした時間は「私にとって一番の青春」
――ここからは渡邉さん自身についても伺います。YouTubeチャンネル『渡邉美穂の観光大使の推し事』では、日向坂46時代のメンバーとの共演が続いていますね。
「私は卒業して4年くらいたつんですけど、同期の中では最初に卒業したんです。当時は卒業後も芸能活動を続けているメンバーが周りにいなかったので、すごく不安で心細くて。でも、いつか同期や先輩たちも卒業して、それぞれで活動するようになったら、また一緒に仕事がしたいとずっと思っていました。今年に入って、ようやくそういうお仕事が増えてきたんです」
――以前のメンバーと仕事をすることは、やはりうれしいものですか。
「グループにいた時代は、私にとって一番の青春でしたし、すべてを懸けていたので、うれしいですね。今でも芸能界で一番仲がいい友人は同期なので、一緒に仕事ができるのは単純に楽しいです」
――卒業してからも、同期との関係性は変わりませんか。
「全く変わらないです。もう9年くらいの付き合いになりますけど、一時的に離れることがあっても、また自然と近づくというか。私が卒業したばかりの頃は、みんなは忙しいけど、私は仕事がない、みたいな時期もあって、スケジュールが合わずに少し疎遠になったこともありました。でも、今でも遊ぶ時や困った時には誘い合いますし、関係性の温度は変わっていないと思います」
――お互いに刺激を受けることも?
「お芝居を続けている子も増えてきて、『こういう時、現場でどうしてる?』みたいな話をすることもありますし、出演している舞台やミュージカルもよく観に行きます。勉強にもなりますし、みんながそれぞれの場所で頑張っている姿を見ると、自分も頑張ろうと思います」
――グループを卒業してから、俳優としての活躍は順調に見えますが、ご自身の実感としてはいかがでしょうか。
「こんなにコンスタントにお芝居のお仕事ができるとは思っていなかったです。この前、事務所の社長にも『(事務所に)入ってきた時に、“お仕事がなくても貯金はあるので大丈夫です”って言ってたよ』って言われて(笑)。そんなこと言ってたんだってすっかり忘れてましたけど、それくらい、最初は仕事がないことも覚悟していたんだと思います」
――当初は、不安も大きかったですか。
「最初の1年は生きている心地がしなかったです。いつ仕事がなくなるか分からないし、この業界はタイミングもあるので、気が気じゃなくて。でも、いろいろな作品や現場を経験していくうちに、少しずつどっしり構えられるようになりました。年齢を重ねたこともあると思いますけど、やっぱり何事も経験なんだなと思います」
――今はお芝居をすることを楽しめていますか。
「すごく楽しいです。どんなにしんどいシーンでも楽しいですし、私は撮影現場が大好きなんです。みんなで話し合ったり、共演者の方とお芝居でキャッチボールしたりするのも好きで。前のテイクと少し言い方が変わったら、『今、変えてきたな』と思いながら、それを受けてお芝居するのも楽しいです。
最初の頃は現場に行くだけで緊張していたんですけど、いろいろな方とご一緒する中で、心臓も強くなってきました。今は少しずつ乗りこなせるようになって、楽しむ余裕が出てきたのかなと思います」
□渡邉美穂(わたなべ・みほ)2000年2月24日生まれ、埼玉県出身。日向坂46(改名前は、けやき坂46)の二期生として約5年間活動し、22年7月に卒業。卒業後は俳優として活動し、25年公開の映画『青春ゲシュタルト崩壊』では、佐藤新(IMP.)とダブル主演。10月8日スタートのドラマ『嘘をついた私たち』(テレビ大阪ほか)では、砂田将宏、浅川梨奈、池田匡志と共に主演を務める。
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