来年大河『逆賊の幕臣』新キャスト4人発表 中村倫也が吉田松陰、寛一郎が高杉晋作役 斎藤工、西岡德馬も出演

俳優の松坂桃李が主演を務める、来年1月10日スタートのNHKの大河ドラマ『逆賊の幕臣』の新たな出演者4人が9日、発表された。今回は薩摩・長州の人々を演じるキャストとして、中村倫也、寛一郎、斎藤工、西岡德馬の出演が明らかになった。

解禁された新キャスト【写真:(C)NHK、(C)Chihaya Kaminokawa】
解禁された新キャスト【写真:(C)NHK、(C)Chihaya Kaminokawa】

薩摩・長州の人々を演じる4人のキャストが明らかに

 俳優の松坂桃李が主演を務める、来年1月10日スタートのNHKの大河ドラマ『逆賊の幕臣』の新たな出演者4人が9日、発表された。今回は薩摩・長州の人々を演じるキャストとして、中村倫也、寛一郎、斎藤工、西岡德馬の出演が明らかになった。

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 本作は松坂が主人公・小栗忠順を演じる大河ドラマ。脚本は安達奈緒子氏が担当する。今回発表されたのは、幕末の動乱の中で、やがて幕府を倒そうとする西国の雄藩勢力に関わる4人の人物を演じるキャストとなる。

 中村が演じるのは、長州萩藩の下級武士の次男として生まれた吉田松陰。幼少期から兵学を学び、わずか11歳で藩主の御前講義を務めるほどの才人に育った。江戸では佐久間象山や安積艮斎の門下生となり、小栗らと開国の是非を巡って激論を交わす。ペリー来航後には密航を企てるも失敗し、入獄。やがて松下村塾で多くの弟子を育てながら、倒幕へと思いを強めていく。

 中村の大河ドラマ出演は、『天地人』『軍師官兵衛』に続く3作目。これまで連続テレビ小説『半分、青い。』『ブギウギ』などに出演し、ドラマ『Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―』では主人公の精神科医・弱井幸之助を演じた。

 寛一郎が演じるのは、松陰を生涯の師と仰ぎ、長州藩の存続をかけて奇兵隊を起こす高杉晋作。松下村塾で学んだ後、江戸に遊学して安積艮斎の塾で小栗と出会う。老中暗殺を企てた松陰が江戸の牢へ送られると、師を救おうと小栗を頼ることになる。

 寛一郎は『鎌倉殿の13人』『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に続き、大河ドラマ3作目の出演。映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞したほか、連続テレビ小説『ばけばけ』などにも出演している。

 斎藤が演じるのは、薩摩藩主・島津斉彬の異母弟で、薩摩藩国父となる島津久光。兄・斉彬の急逝後、その遺志を継ぐべく立ち上がり、若き藩主の父として藩政を掌握。千人余りの兵を率いて上洛し、幕府に政治改革を求める。

 斎藤は『江~姫たちの戦国~』『八重の桜』『いだてん~東京オリムピック噺~』に続く大河ドラマ4作目。俳優として映画『シン・ウルトラマン』などに出演する一方、監督やプロデューサーとしても活動している。

 西岡が演じるのは、第11代薩摩藩主の島津斉彬。西洋の文化や技術、世界情勢に精通し、幕府や雄藩の指導者らと幅広いネットワークを築いた人物で、勝麟太郎の蘭学の才能を見いだした一人でもある。勝が心酔するほどの海軍構想を持ち、西洋列強から日本を守るための計画を進めようとする。

 西岡は今回が大河ドラマ10作目。1990年放送の『翔ぶが如く』では斉彬の重臣・赤山靱負を演じた。近年では、米エミー賞で18部門を受賞した配信ドラマ『SHOGUN 将軍』にも出演している。

 制作統括の勝田夏子氏は、今回の出演者について、中村が演じる松陰の弁舌家ぶりや、寛一郎が演じる晋作の大胆かつ過激な行動力に言及。薩摩勢についても、斎藤が演じる久光の有能さとあか抜けなさという二面性、西岡が演じる斉彬の近代化構想とカリスマ性を見どころに挙げている。

 出演者のコメントは下記の通り。

○中村倫也

「熱をどれだけ表現できるか。世界情勢の中、それぞれの正義を胸に、走り、ぶつかり、渦巻いた幕末の動乱。あるものは沈着に。あるものは苛烈に。しかしそのどれも、今の僕らには想像もつかないような使命感を帯びていたのだと感じます。様々な資料を通じて学んだこと。実際に萩を訪れて感じたこと。今作における、吉田松陰という“熱源”を魅力的に提示できるよう、最大限を尽くしたいと思います」

○寛一郎

「『おもしろき こともなき世を おもしろく』。僕が高杉晋作という人物に惹かれる理由の一つが、この言葉にあるように思います。これまでもさまざまな作品で描かれ、多くの人に愛されてきた高杉晋作という人物を演じさせていただくことに、嬉しさと同時に緊張も感じています。今回の作品の中で、彼がどんな人物として立ち上がっていくのか、僕自身、まだその全貌は見えていません。だからこそ、これから彼の人生や言葉に触れながら、自分なりの高杉晋作を見つけていきたいです」

○斎藤工

「島津久光という人物を知るほど、幕末の大きなうねりの中で果たした役割と、その一方で兄・斉彬の陰に隠れ、語られることの少なさに惹かれます。兄の遺志を背負い、侮られ、理想を阻まれながらも時代の中心へ進んでいく。決して一直線ではない久光の人間臭さも含め、大河ドラマという長い時間の中で丁寧に生きたいと思います」

○西岡德馬

「テレビが未だモノクロ画面だった頃の大河ドラマ『花の生涯』『赤穂浪士』を食い入る様に観ていたのを懐かしく思い出す。いつの日か自分も大河に出たい、その思いは通じ1985年の『春の波涛』以来今回の『逆賊の幕臣』は、記念すべき十作目に当たる。色々な人物を演らせて頂いた。殊に記憶に残るのが1990年の『翔ぶが如く』、薩摩藩・島津斉彬公の重臣・赤山靱負役です。西郷隆盛に薫陶を与えた人物で最後は責任を取って自刃した。

 その切腹シーンは、観た人から『あれは感動的だったね、第一話目で一番良い役だよ』と言われた嬉しさは、今でも忘れない。さてさて、その薩摩藩の名君、斉彬公が今回の私の役どころ、『これはもう、運命的なものを感じます!』」

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