【RIZIN】涙の芦澤竜誠、5連敗も次戦“確約”なワケ「胸を打たれた」 どん底で絞り出したファンへの思い「辞めたら終わりだから」

格闘技イベント「abc presents RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI」(長崎スタジアムシティHAPPINESS ARENA)が3日、長崎市内で行われた。第4試合のバンタム級マッチでは、芦澤竜誠(31=フリー)が井上聖矢(22=THE BLACK BELT JAPAN)に1R・4分55秒でKO敗戦。キャリア5連敗と追い詰められた男が、試合後に涙ながらに語ったのはファンへの思いだった。

会見に応じた芦澤竜誠【写真:ENCOUNT編集部】
会見に応じた芦澤竜誠【写真:ENCOUNT編集部】

榊原CEOがエール「チャンスをあげたい。勝つまでやれって」

 格闘技イベント「abc presents RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI」(長崎スタジアムシティHAPPINESS ARENA)が3日、長崎市内で行われた。第4試合のバンタム級マッチでは、芦澤竜誠(31=フリー)が井上聖矢(22=THE BLACK BELT JAPAN)に1R・4分55秒でKO敗戦。キャリア5連敗と追い詰められた男が、試合後に涙ながらに語ったのはファンへの思いだった。

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「『死んでも負けたくない』って言ったけどそうじゃない。ただ必死に頑張りたい」。試合2日前の会見で、懸命に前を向いて言葉を紡いだ。これまで、会見や計量でのさまざまなパフォーマンスでRIZINを盛り上げてきたが、この日はまさしく“素”の姿だった。

 昨年大みそかに初参戦のジョリーに1R・25秒で敗戦。今年3月に電撃参戦したBreakingDownでは、井原良太郎に2R・KOで敗れた。勝ちたい思いとは裏腹に、戦績には黒星が先行していった。

 この日も、9歳下の井上相手に序盤から苦戦。激しい打ち合いで何度もリングに倒されたが、執念で立ち上がった。攻勢をかける場面もあったが、終了間際にカウンターの左フックを被弾。猛烈な追撃を浴び、KO敗戦した。

 試合後の会見で、涙ぐみながら明かしたのはファンへの思いだった。「長いトンネルはずっとつらいっす。しんどいっす」と素直に打ち明けながらも「どん底にいるけど、また俺は這い上がってやるっていうところを見せたい。落ち込んでる人たちも俺を見て、希望になれたらいいなと思ってる」と言葉をつまらせた。

井上聖矢に敗戦した【写真:(C)RIZIN FF】
井上聖矢に敗戦した【写真:(C)RIZIN FF】

 榊原信行CEOも「真っ向勝負を挑むファイトスタイルに胸を打たれる」と起用を続ける理由を説明。「僕らが届けたいのは、戦うことを通じたそれぞれの選手たちの生き様、ヒューマンドラマ」と語り「芦澤にはチャンスをあげたいと僕は思ってますね。負け続けて勝つまでやれって感じです」とエールを送った。

「こうやってアンチもみんな見れるところで歳下に負けて、情けないけど、でもここで辞めたら終わりだから。絶対に這い上がる。みんな落ち込んでる奴、俺よりは落ちてねえだろ? お前ら頑張れよって。俺も頑張るから」

 MMA戦績2勝5敗。決して綺麗なレコードではない。それでも、不器用ながら思いをこめて伝える言葉の節々に、“格闘家”芦澤竜誠の魅力が詰まっていた。

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