松井玲奈「人生初体験でした」と告白 白塗りスキンヘッドお化け…映画「ゾッキ」で熱演
竹中直人、山田孝之、齊藤工が監督した映画「ゾッキ」が8日、第33回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミア上映され、3監督、松井玲奈、森優作、松田龍平、原作の大橋裕之氏らが舞台あいさつに立った。
映画「ゾッキ」TOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミア上映
竹中直人、山田孝之、齊藤工が監督した映画「ゾッキ」が8日、第33回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミア上映され、3監督、松井玲奈、森優作、松田龍平、原作の大橋裕之氏らが舞台あいさつに立った。
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日本を代表する俳優で、クリエイターとしても異能を発揮する竹中、山田、齊藤が、漫画家・大橋裕之氏の「ゾッキA」「ゾッキB」を共同監督によって映画化。“ゾッキ”とは“寄せ集め”という古本市場で使われる特殊用語。人間たちが交錯する不思議な味わいのヒューマン・コメディー。愛知県蒲郡市でロケした。
3監督は「大好きな大橋さんの漫画をこんな素敵なメンバーで撮れた」(竹中)、「大きなことが行われる映画ではないが、見た人に少しの変化が起こっていればいい」(山田)、「俳優が監督する作品。公開後も寄り添って注目してほしい」(齊藤)と、それぞれの思いを語った。
役名がまだ公になっていない松井は「どこに出ていたのかと気がつかない人もいるかも。白いマネキンをやっていた人間です。役名としては幽霊。特殊メイクを体験し、楽しかったです。私は1人っきりの撮影で、竹中監督とだけ会っていました。『ぜひ松井さんにやってほしい』と言われたのですが……」と少し複雑な思いものぞかせた。
映画では、主人公たちが遭遇するマネキン人形で、セリフなし。松井が「漫画を見たら、白いお化けがいた。スキンヘッドで白塗り。人生初体験でした。ご指名を頂けたなら、頑張ってやろうと思った。寒い撮影だったが、ずっとそばにいてくれた。ありがたかった」と語れば、竹中監督は「美しい松井さんしか考えられなかったです。不思議な空気は松井さんしか出せないだろうと思っていた」と話した。
一方、着の身着のままで自転車旅をする青年役の松田は「同い年の山田くんの初監督作で楽しみました。山田君は終始ニヤニヤしているんです。でも、僕以外の俳優さんには熱い思いをぶつけていた」と笑い。山田監督は「モニターに松田龍平君が映っているのがうれしくて。他の方は龍平君ほどではないので、厳しくやらせていただきました」と明かしていた。豪華な俳優陣に混じって、登壇した原作の大橋氏は「なんとなく描いた漫画が映画になることもびっくり。素晴らしい方に撮っていただき、こんな大きな会場で、驚いてばかりいます」と晴れ舞台を喜んでいた。
第33回東京国際映画祭は9日まで、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン日比谷ほかで開催される。