“監督の言いなり”だった田中圭 「おっさんずラブ」をきっかけに生まれた変化
テレビ朝日系のドラマ「先生を消す方程式。」(毎週土曜午後11時~)が31日にスタートする。社会現象にもなった同枠ドラマ「おっさんずラブ」(2018年)、「おっさんずラブ-in the sky-」(19年)で主演を務めた田中圭が、今度は教師になって再び登板。今作では“生徒たちから命を狙われる教師”というショッキングな役に挑戦する。共演するフレッシュな若手俳優陣との切磋琢磨、自身の積み重ねてきたキャリア、そして今作の役作りでの苦悩を、田中の飾らない言葉で語ってもらった。
ドラマ「先生を消す方程式。」で教師役「みんなが果敢にトライしてきてくれて楽しい」
テレビ朝日系のドラマ「先生を消す方程式。」(毎週土曜午後11時~)が31日にスタートする。社会現象にもなった同枠ドラマ「おっさんずラブ」(2018年)、「おっさんずラブ-in the sky-」(19年)で主演を務めた田中圭が、今度は教師になって再び登板。今作では“生徒たちから命を狙われる教師”というショッキングな役に挑戦する。共演するフレッシュな若手俳優陣との切磋琢磨、自身の積み重ねてきたキャリア、そして今作の役作りでの苦悩を、田中の飾らない言葉で語ってもらった。
――すでに撮影が始まっていると伺いました。実際に教壇に立って、生徒と対峙した感想を教えてください。
「『生徒が若い』と思いました(笑)。自分はその場に立って感じてお芝居をすることが多いので、みんながいてくれて、義澤という役をより一層つかめました。今回は本当に大変なスケジュールで、僕自身も生徒のみんなもお芝居を固める時間もない。瞬発力が問われる中で、すごく丁寧にリアクションしてくれる生徒が多くて嬉しかったです」
――若手キャストとの共演を前に、「自分でぶつかるくらいの気持ちで演じて。ぶっ飛ばすつもりで演じます」とコメントされていましたね。
「義澤と生徒のバチバチもありますが、若手の子たちが集まると、どうしても『先輩として頑張らなければ』と思うんです。この作品がみんなにとって、俳優としてちょっとでも響くような出会いになればいいなとプレッシャーも感じながらやっています。『面白くしなければ』とは当然思いますし、『じゃあどうしたら面白くなるか』と考えるけれど、結局、答えは分からない。ただただやるしかないんです。プレッシャーとはまたちょっと違うのですが、疲れます。だから、この枠は疲れるんだなと(笑)。でも楽しいです。そういう挑戦はなかなかできないし、若手に戻ったみたい。この仕事を21年やらせてもらっていますが、『こんなに頭抱えることがある?』という経験ができているのは幸せだと思います」
――生徒役を演じる若手キャストとの共演で刺激を受けることはありますか。
「ものすごくあります! 思った以上にみんなが果敢にトライしてきてくれて楽しいです。自分が20歳くらいのときは、監督の言いなりというか。監督に言われたことを全部やります!という感じだったんです。今の若い子は本当にまじめで、動きも『みんな考えてきてるのか?』と思います。みんなすごく一生懸命です」