みんなのマーケット株式会社(東京都)が運営する「くらしのマーケット」が“東京からの引越し先”に関する調査を実施。“東京都外”への割合や、人気の移住先などについて発表した。

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　新型コロナウイルスの感染拡大によってリモートワークなどの新しい働き方ができるようになったことをきっかけに、地方移住の支援金や実際に地方移住した人の生活が大きく取り上げられ、「コロナ移住」という言葉も生まれた。

　同調査における「引越し」の予約のうち、引越し元が東京都のものについて、引越し先が「東京都」か「東京都外」かを調べたところ、2019年においては「東京→都外」が17.2％だったのに対し、20年は22.3％と5ポイント高くなった。

　また、直近の動きとして7月～9月の引っ越しの予約状況を調べたところ、「東京→都外」の割合は7月については19年7～9月とほぼ変わらず17.9％だったのに対し、8月は22.9％、9月は25.5％と増加傾向にあった。

　このことからも新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに東京都外への移住を決意した人は一定数おり、今後の感染状況と政府・地方自治体の支援やPR活動によっては今後も更に地方移住が進む可能性もありそうだ。

　次に、都外のどこへ引越しをしたのかを調べたところ、最も多かったのが「神奈川県」(47.6%)、続いて「埼玉県」(27.5%)、「千葉県」(18.5%)と東京都に隣接する3県で93.6%を占めた。東京からは一定の距離を置きつつも、通勤も可能な都内近郊エリアが人気を呼んでいるようだ。