神木隆之介、デビュー25周年の記念本は自らアポ取り「母校の広報担当に電話したり…」

デビュー25周年を記念したアニバーサリーブック「おもて神木/うら神木」を完成させた神木隆之介。同書には豪華俳優陣を始め30組を超える著名人が参加し、10月にはファンとのオンラインイベントも開催する(抽選期間は終了)。インタビュー後編の今回は、本に込めた思い、神木を支えた言葉は何かを語る。

アニバーサリーブックに込めた思いを語る神木隆之介【写真:荒川祐史】
アニバーサリーブックに込めた思いを語る神木隆之介【写真:荒川祐史】

【単独インタビュー後編】デビュー25周年・神木隆之介の“おもてとうら”

 デビュー25周年を記念したアニバーサリーブック「おもて神木/うら神木」を完成させた神木隆之介。同書には豪華俳優陣を始め30組を超える著名人が参加し、10月にはファンとのオンラインイベントも開催する(抽選期間は終了)。インタビュー後編の今回は、本に込めた思い、神木を支えた言葉は何かを語る。

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――YouTubeチャンネル「リュウチューブ」への反響はどう感じていますか?

「特にキーボードの回(第3回、再生回数36万以上)はよかったですね。多分、みんなにとっても有意義な回だったんですよ」

――キーボードのお気に入りの打鍵音を探すというマニアックな回!

「キーボードは僕がゲームをやるにあたって、一番大事なところですから。僕の友人に詳しい人がいて、『キーボードを買いに行きたいんだけど』『この音いいね』と言ったら、『ああ、茶軸か』って。『茶軸って何?』と聞いたら、『軸というのはね……』と教えてもらって、これは面白い世界だなと思ったんです。YouTubeという自分の好きなことができる世界で、まずやるのは、キーボードの軸だと思ったんですよ」

――神木さん自身が企画を考えているんですね。

「もちろん、制作会社の方もいらっしゃるので、一緒に企画を練っていますが、ほぼほぼ僕が提案したものでやっています。例えば、ペットボトルを回して立たせるボトルフリップに挑戦する回(第5回)もそうです。ツイッターで若い人たちが10人10回連続で立たせたのを見たんです。じゃあ、1人でやったら、何回立つことができるか、チャレンジしました」

――毎回、ファンの人たちからすごい数のコメントが寄せられていますね。

「コミュニケーションが取れているなと思います。僕が何か問いかけることができるし、質問コーナー、お悩み相談もできる。過去には(YouTubeの)トップ画もみんなに決めてもらいました。SNSを連動させることができるコンテンツなので、すごく楽しいです」

――新しい世界が開けた?

「そうですね。失敗とか成功とかどうでもよくて、やっていくことが大事だと思うんです。第一歩を踏み出した人がすごく価値があることになっていく。コロナ禍で何が正解か分からない世界になってしまった。全て総崩れになって、0から新しいことをやっていかないと。どうせこの世界に生きているなら、やってみなきゃ。やったもん勝ちと思うんです」

――コンテンツのアイデアはどんどん湧いている?

「できることもいっぱいやっていきたいですし、もう裏とか表とか横とか職業とか関係ない時代だと思っています。もちろん、『お前は役者だろう』っていう人もいるんですけど、今は正直そんなことを言っていられない。言っているほうが窮屈になってしまう。もし、誰かに何かを言われたとしても、自分がやりたいことをやっていきたい気持ちです。それをやった人にしか分からない経験だし、僕のYouTubeを見て、他の人がもっと楽しく、やってくれるかもしれない。エンターテインメントにいる人間として、もっともっと楽しさを感じてもらえたらと思います」

――神木さんがゲーム好き、アニメ好き、鉄道好きというのは知られたことですけども、ファンはよりプライベートを知ることができると思います。

「YouTubeもそうですが、今回の本(アニバーサリーブック)も『おもて』と『うら』と題していて、自分が好きなことも結構、書いています。YouTubeもこの本も、こだわりが強い熱の部分を知ってもらえるんじゃないかなと思います」

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