【鎌倉殿の13人】頼朝と義経の亀裂と2人を揺さぶる力 義経めぐる里と静の対立も

俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)。第18回では壇ノ浦の戦いで、戦に強い源義経(菅田将暉)の活躍と平家滅亡が描かれた。一方で、義経は、強すぎることで源頼朝(大泉洋)に自身の立場を脅かすのではないかと警戒され、頼朝に会うことを避けられ、鎌倉の御所に入れない様子が描かれた。頼朝と義経の関係は今後、どう描かれるのか。5月15日に放送される第19回の見どころを探った。

静(石橋静河)と話す義経(菅田将暉)【写真:(C)NHK
静(石橋静河)と話す義経(菅田将暉)【写真:(C)NHK

小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ 第19回の見どころを探る

 俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)。第18回では壇ノ浦の戦いで、戦に強い源義経(菅田将暉)の活躍と平家滅亡が描かれた。一方で、義経は、強すぎることで源頼朝(大泉洋)に自身の立場を脅かすのではないかと警戒され、頼朝に会うことを避けられ、鎌倉の御所に入れない様子が描かれた。頼朝と義経の関係は今後、どう描かれるのか。5月15日に放送される第19回の見どころを探った。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、義経(菅田将暉)は鎌倉入りを許されず京で悲嘆にくれる流れに。義時は大江広元(栗原英雄)に知恵を借り、源頼朝(大泉洋)と義経との関係修復を模索するが、後白河法皇(西田敏行)はそれを許さない。愚痴をもらす頼朝に対し、苦言を呈す八重(新垣結衣)。この状況を政子(小池栄子)が憂う中、京では義経をめぐって里(三浦透子)と静(石橋静河)が対立するという。さらに源行家(杉本哲太)が義経に近づいて頼朝への疑心をあおり……という展開とされる。

 第19回について紹介するNHKの公式サイトでは「兄弟の亀裂」「兄弟を揺さぶる大きな力」というナレーションの声が響き渡っている。「日本一の大天狗」という字幕に続いて後白河法皇(西田敏行)が「どちらかが力を持ってしまってはいかがか」という声も。源平合戦後の物語は、「頼朝VS義経」という構図になるようだ。第18回放送後の第19回の予告編では、義経の「血を分けた兄弟ではないか」という声が聞こえた。2人の本当の気持ちと周囲の思惑がどうからめられて描かれるのか。また、義経をめぐる里と静の対立も気になる。脚本家・三谷幸喜氏が2組の対立をどう描くのか注目したい。

次のページへ (2/2) 【写真】第18回「壇ノ浦で舞った男」での平家軍を追い込む義経(菅田将暉)
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