入手困難が続く「PS5」、購入チャンスは店頭販売にあり 情報収集で即日入手も

2020年11月12日に発売された「PlayStation 5」(PS5)は、5月12日に発売から1年半を迎えるが、今も入手の難しい状況が続いている。主に知られている購入経路は抽選販売で、定価以上の価格での転売も問題となってきた。ただ、抽選にも転売にも頼らない購入方法もしっかりと存在する。実際に定価での購入に成功した筆者の体験を踏まえ、紹介する。

入手困難が続く「PS5」【写真:Getty Images】
入手困難が続く「PS5」【写真:Getty Images】

発売から約1年半が経過 抽選販売は100回挑戦しても当選しないケースも…

 2020年11月12日に発売された「PlayStation 5」(PS5)は、5月12日に発売から1年半を迎えるが、今も入手の難しい状況が続いている。主に知られている購入経路は抽選販売で、定価以上の価格での転売も問題となってきた。ただ、抽選にも転売にも頼らない購入方法もしっかりと存在する。実際に定価での購入に成功した筆者の体験を踏まえ、紹介する。

 発売当時からPS5の品薄は続いており、家電量販店などの店頭にも並んでいないことがほとんど。抽選販売の正確な倍率は不明だが、100回以上申請して当選しなかったという体験談も聞く。

 とはいえ、よくよく調べると抽選販売以外にもPS5購入のチャンスはある。知人からの購入報告で、早朝の店頭販売(予告なし)が購入の可能性が高いことを知り、SNSを含むネット上で検索。するとメジャーな家電量販店では定期的にPS5を入荷し、早朝に先着順で販売していることが分かった。

 ここでの“定期的”はかなり短いスパンであり、基本的に週に1回だ。入荷数は週によって変わってくるが、大きな店舗であれば二桁台数を確保していることも珍しくない。ただ、前日の販売予告などはなく、当日になっても在庫が判明するタイミングは決まっていない。開店と同時に販売することが多いが、昼頃の入荷となるケースもあるようだ。

 そして、いざ店頭での購入チャンスにたどり着けば、店舗によって異なるものの、該当店のクレジットカードによる購入や利用履歴などによって購入可否が判断される。条件を満たしているかは、店舗ごとに確認が必要になるだろう。

 筆者が購入した日は土曜日。開店時間の少し前に都内の店舗に向かったものの、SNSで「販売なし」と情報を入手。その後、前週まで土日にかけて販売していた横浜に向かった。しかし、道中の電車内で横浜店でも「販売なし」と確認してUターン、直前に購入報告のあった千葉へ。移動に時間がかかるため完売も覚悟したが、昼前の到着でも無事、在庫に巡り合えた。購入可否については、同家電量販店での購入履歴が豊富だったためか、特に表立った確認もなく、スムーズに購入できた。

 有志の報告による情報共有サイトのデータ、ツイッターなどのリアルタイム情報を活用し、購入挑戦1日目で成功できたことには、さすがに幸運もあった。首都圏以外では上記のような“はしご”は難しいかもしれないが、確認できた情報を見る限り、首都圏以外では在庫の完売までそれなりに時間がある。意外とチャンスは少なくない。

 もちろん、本来であればそこまで工夫しなくても、発売から1年半もたてばふらっと家電量販店で購入できてしかるべきではある。さらに、今も「PlayStation 4」(PS4)で最新ゲームタイトルを遊べることもあり、購入の動機が強くなりにくいことは確かだ。ただ、抽選落選と高額転売に悩み、挫折しそうなのであれば、店頭販売情報を集めて“挑戦”してみるのも悪くないだろう。

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