レインボー池田、元相方・おばたのお兄さんのブレークで“精神崩壊”「全員が敵に」

“かわいすぎる”コント女装が話題のお笑いコンビ「レインボー」の池田直人。バラエティー番組にも出演していた子役時代。おばたのお兄さんと組んでいた「ひので」解散の真相など、現在のブレークまでの軌跡について話を聞いた。

インタビューに応じた池田直人【写真:ENCOUNT編集部】
インタビューに応じた池田直人【写真:ENCOUNT編集部】

5歳から子役を経験、憧れたバラエティー番組

“かわいすぎる”コント女装が話題のお笑いコンビ「レインボー」の池田直人。バラエティー番組にも出演していた子役時代。おばたのお兄さんと組んでいた「ひので」解散の真相など、現在のブレークまでの軌跡について話を聞いた。(取材・文=島田将斗)

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「これ売れるな」が「これ辞めるな」に変わる。お笑い好きの元子役が若手人気芸人にたどり着くまでの道のりは平坦ではなかった。

「千鳥のクセがスゴいネタGP」(フジテレビ系)でのコントが人気を博し、活躍の場を広げ続けている池田。現在のイメージとはかけ離れた5歳からの子役時代があった。

「本当に『おにぎり食べたいです』で笑いを取れるような太っている子役でした。子ども番組の料理コーナーとか、ムシキングのCMとかバラエティー担当みたいな感じでしたね。そこでバラエティーやっていて楽しかったという気持ちが今にもつながっている」と当時を振り返る。

 180度違う方向にかじを切る。小学校の高学年で俳優になることへの壁を感じ取った。「めっちゃみんなハンサムなんですよ。今、芸人界ではハンサム担当とかときどきやらせてもらっていますけれど、いざモデルの子とか俳優さんとかと並んだときに1人ちょっと大きいなって」。

 単に太っていたからだけではない。小2の池田少年は国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」(いずれもテレビ朝日系)ではなく「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)に引き込まれていく。

「小学校2年生のときに扁桃腺とアデノイドの手術をしました。母がお笑い好きだったので、入院中に『ごっつええ感じ借りてきたで』って言われて見ていたんです。それがおもしろくて。退院したら学校で『お笑い部を作る』ことが楽しみで手術を頑張りました」と回顧した。

 それからというもの学校ではピン芸、一発ギャグ、エピソードトークを披露するようになった。お笑い好きから職業・芸人へのターニングポイントになったのが高校1年生のときだった。

「『ハイスクールマンザイ』に一緒に出ないかと誘われて出ました。高2で関西地区800組のなかで頂点に立ったんです。そこで俺こんな才能あったんだと天狗になりました」と笑う。当時、大阪にあったよしもとの劇場は高校生でも参加可能だった。「大人にも勝ったりしていたんですよ。高校2年生でM-1の1回戦を勝ったりしていました」。

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