【鎌倉殿の13人】頼朝が義高を危険視、処断を命令 政子は助命に奔走、義時はどうする?

俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第16回では木曽義仲(青木崇高)が鎌倉勢に討ち取られ、源平合戦最大の攻防といわれる一ノ谷の戦いも描かれた。源義経(菅田将暉)の考えた策略が敵を苦しめ、追い込むなど戦の天才ぶりがうかがわれた。一方で、鎌倉方の中に、義経を目立ちすぎると感じる人物が登場しそうな気配も。今後の展開が気になる。5月1日放送の第17回の見どころを探った。

北条義時を演じる小栗旬【写真:(C)NHK】
北条義時を演じる小栗旬【写真:(C)NHK】

小栗旬が主人公・北条義時を演じる大河ドラマ 第17回の見どころを探る

 俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第16回では木曽義仲(青木崇高)が鎌倉勢に討ち取られ、源平合戦最大の攻防といわれる一ノ谷の戦いも描かれた。源義経(菅田将暉)の考えた策略が敵を苦しめ、追い込むなど戦の天才ぶりがうかがわれた。一方で、鎌倉方の中に、義経を目立ちすぎると感じる人物が登場しそうな気配も。今後の展開が気になる。5月1日放送の第17回の見どころを探った。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、義経の軍略がさえわたり連勝に沸く鎌倉方。しかし、木曽義仲の討伐により鎌倉に再び暗雲が立ち込める流れに。義仲の嫡男・義高(市川染五郎)を危険視する源頼朝(大泉洋)は、戦勝報告のため範頼(迫田孝也)とともに鎌倉へ戻っていた義時に義高の処断を命令。大姫(落井実結子)を思う政子(小池栄子)は憤り、義高を救うため奔走するという。

 第16回放送後の第17回の予告編では、義高が「私は鎌倉殿を決して許しはしない」と語り、頼朝が「義高を討て」という場面があった。さらに、白拍子と義経の出会いも。

 また、公式サイトでは、大姫が刃物を自分ののど元に近づけながら、義高の命を助けてほしいと頼む姿が映し出された。第17回のサブタイトルは「助命と宿命」。「鎌倉を揺るがす宿命の恋」という字幕とともにナレーションでも「時代にほんろうされた宿命の恋」という言葉。終盤には、頼朝が義時に「おまえに任せた」と話し、義時が悲しく、苦しそうな表情を浮かべていた。

 第17回は、義高の命と大姫との恋の行方がどうなるのかが見どころの一つ。義時が頼朝にどこまで従うのか、どう対応するのか、頼朝に試される形になりそうだ。また、これまでも義時の心情をたくみに表現し、視聴者を物語の世界に引き込んできた小栗の卓越した演技にも注目したい。

次のページへ (2/2) 【写真】山道に身をひそめる義高(市川染五郎)の姿
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