キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関「Job総研」を運営する株式会社ライボは、2022年4月入社の新入社員男女114人を対象に「2022年 初任給実態調査」を実施した。同調査は男女別・学歴別を含めた初任給平均額やその満足度、就活での企業選定に給与をどれだけ重視したかなどについて調査している。

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　調査対象は全国の社会人男女で、20人～1000人以上規模の会社に所属していることが回答条件。3月23日から28日の期間で調査は行われた。

　4月入社の新入社員における初任給について、最も大きな割合を占めたのは「21万円」で17.5％。次いで「24万円」14.0％、「23万円」12.3％、「22万円」11.4％と続き、初任給は20～24万円の間で設定されている率が41.3％と最もことが多いことが分かった。また初任給の平均額は全体で23.6万円で、これを男女別で見ると男性が24.2万円で女性が22.3万円になり、男性の方が1.9万円多い結果となっている。

　初任給についての満足度では「満足」44.7％と「やや満足」36.8％を合算した81.5％が満足派の回答。また、男女別では平均額こそ女性の方が少ないものの、男女共に8割を越える満足度で、双方の差もほぼない回答結果となった。

　就活で給与額を重視した企業選定をしたかについては、「重視した」38.6％と「やや重視した」43.0％を合算した81.6％が重視した派の回答。これについて男女別で見ると、男性の「重視派」85.9％に対して、女性は74.3％。男性の方が11.6％重視し、重視しなかった派は女性が多い結果となっている。