深夜の津波警報、びっくりドンキーの神対応に称賛の声 「とっさの判断」で代金もらわず

南太平洋のトンガ諸島で15日に発生した大規模な噴火による潮位の上昇。15日深夜から16日未明にかけ、日本各地で津波警報や注意報が発令された。そんななか、宮城県多賀城市にある「びっくりドンキー多賀城店」が、避難指示警報直後に客から代金をもらうことなく避難を優先させた対応に、SNS上で反響が広がっている。

津波警報 びっくりドンキーの神対応が話題
津波警報 びっくりドンキーの神対応が話題

避難指示警報直後に客から代金をもらうことなく避難を優先させた

 南太平洋のトンガ諸島で15日に発生した大規模な噴火による潮位の上昇。15日深夜から16日未明にかけ、日本各地で津波警報や注意報が発令された。そんななか、宮城県多賀城市にある「びっくりドンキー多賀城店」が、避難指示警報直後に客から代金をもらうことなく避難を優先させた対応に、SNS上で反響が広がっている。

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「びっくりドンキー多賀城店様 完食してしまったのにも関わらず食事代金は本日要らないのでと避難指示を優先していました。私達は代金お支払いすると言いましたが、とにかく避難して下さいと人命を優先する従業員さんには頭が下がります。感謝しかありません。また利用してお礼を伝えます」

 びっくりドンキー多賀城店の対応に感謝するあるツイッターユーザーの投稿には、17日現在27万を超える「いいね!」が集まっている。

 17日、取材に応じたびっくりドンキー多賀城店の店長は「警報が鳴ったのは深夜1時30分頃。30席ほどの店内のうち半分くらいが埋まっている状況で、お客様は突然の警報に戸惑っておりました。全員の会計を対応していたら30分はかかると判断し、その場でバイトの子たちにお金はいらないからすぐ避難させるようにと指示しました」と当時の状況を語る。代金については「とっさの判断でしたので。閉店間際でしたので、その日の売り上げはマイナスで計上しましたが、本部からも『対応が話題になっているよ』と評価の声をいただいております」と話した。

「びっくりドンキー」を運営する株式会社アレフの広報担当者は「緊急時にはレベル別の対応マニュアルがあり、今回の避難指示では生命の安全を最優先、店舗は臨時休業という扱いになっています。ただ、営業中に発生した際の代金についてのマニュアルはなかった。本部としても、大変適切な対応だったと認識しております」ととっさの対応を取った店長の判断を称えた。

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