仲村トオルからの金言「人間味のある人でありなさい」 長女でモデルの美緒が明かす素顔

家族への感謝の思いを明かした美緒【写真:舛元清香】
家族への感謝の思いを明かした美緒【写真:舛元清香】

モデルを軸にタレント業も「おしゃべりするのが好き。何でも挑戦したい」

 今後はモデルを軸に、タレント業もやっていきたいという。「おしゃべりするのが好きで、人の話を聞くのも好きなので、トーク番組に出させていただいたら、楽しいかもと思っています。せっかく、このお仕事をさせていただいているなら、いろんな経験をしたい。私が普通に生活していたら経験しないことをさせていただける空間と思っているので、何でも挑戦してみたいです。それによって、一緒に作り上げてくださった方、見てくださった方が喜んでもらえたり、『楽しかった』って言ってもらえるような人になりたいなって思っています」

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 話すことは本当に好きなんだろう。この日は初のインタビューだというが、物おじしたり、緊張することもなく、流れる川のごとく言葉があふれていく。「いや、緊張しているんだと思いますよ。だから、余計にちょっとおしゃべりに拍車がかかってしまっているのかも。帰りの電車では疲れ果てて、口を開けて寝てしまうかも(笑)。母も『何でも話してきなさい』『とにかく楽しんで』と送り出してくれたんです」。

 ただ、両親が歩む俳優業はしばらく先と考えている。「今まで演技をしたことがないんです。学芸会とかではあったんですけど、人の役をやったことがない。だから、演じることは遠い存在だなと捉えています。もちろん、興味がまったくないっていうわけではないんですけど、今は頑張りたいとか、やらせてほしいっていうほどじゃなく、もうちょっと経験を増やして、人間として厚みができたときにその経験を生かせるのかなと思ったりもします」。

 モデルとして再スタートできるのは家族のおかげと感謝する。「自分が普通だと思っていることは、誰かにとっては普通じゃなかったりするから、そこはありがたいと思っています。今はワクワクしています。父の背中をずっと見てきたとはいっても、自分がそこに立つのはまた別の話です。どんな未来が待っているんだろうと思っていますし、その未来は自分が選択できるものなので、いい選択をして、いい未来を迎えられたら、と思っています」。

 記者は最近、主演映画「愛のまなざしを」で父・トオルを取材したばかり。そのとき、美緒について「『舞台に上がらなかったら、石を投げられることはないけど、舞台に上がったら、石を投げられることはあるかもしれないよ』とは言いました。あとは自分の足で歩いていく力をつけてほしいですね。幼い頃にあった心配事は(娘の成長につれて)どんどん消えていきましたが、新しい心配事ができた感じはしますけどね」と語っていた。実際に話を聞くと、しっかりとしている。父には心配御無用と言っておこう。いつか実現する父娘共演も楽しみだ。(おわり)

□美緒(みお)1998年11月19日、東京都出身。2019年、「ミオ」の名義でモデルデビュー。デジタル写真集【デジタル原色美女図鑑】。週刊文春「原色美女図鑑-ミオ-」19年6月13日号、家庭画報「百化繚乱-女優コート」19年11月号、婦人公論「Dear Woman:21」などに登場。広告は東京メガイルミ(19~20年)、アサヒグループ食品「エビオス整腸薬」(19~20年)。趣味:ゲーム、食べること、身体を動かすこと、映画・アニメ鑑賞。特技:剣道(剣道三段)。

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