乃木坂46・高山一実、10年間集大成の卒コンで笑顔と涙「生まれ変わっても乃木坂になりたい」

アイドルグループ「乃木坂46」が21日、東京ドームで「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」を開催。卒業ライブとなった高山一実が、ラストステージに臨んだ。

「乃木坂46」卒業ライブを行った高山一実
「乃木坂46」卒業ライブを行った高山一実

「この時代に生まれて良かった。ポジピース!」

 アイドルグループ「乃木坂46」が21日、東京ドームで「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」を開催。卒業ライブとなった高山一実が、ラストステージに臨んだ。

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 同公演は新型コロナウイルスの影響により、9月から11月に延期されており、東京ドーム公演は約4年ぶり。声出し禁止の会場に集まったファンがたたくスティックバルーンの大きな音と、色鮮やかなペンライトに迎えられて登場した高山は、「最後ということで不思議な気持ちだけど、とっても幸せで突き抜けて空に飛んでいってしまいそうな気持ちです」とあいさつした。

 11年8月に1期生として加入。ファンやメンバーからも愛される明るいキャラクターで、特にバラエティー部門で活躍した。また、小説家としても執筆活動を行うなどマルチな才能も発揮。シングルは全28作品で選抜入り、フロントメンバーである“福神メンバー”に14作入るなど中心的な存在で、前向きでメンバーに元気を与える精神的な支柱だった。デビューから10年を一つの区切りとして、この日を迎えた“かずみん”は「おいでシャンプー」、「シンクロニシティ」など、ファン投票上位の曲目を中心にした思い出の曲の数々を、大好きなメンバーとともにトレードマークの笑顔で歌い上げた。

 現在の乃木坂は努力家でおしとやかなメンバーが多く、心が優しく、暖かい雰囲気が流れているという。「そんな今の乃木坂も大好きですし、昔のメンバーとくだらないことをして笑ったのも大好きですし、本当に(小さい頃から)アイドルになりたかったけど、乃木坂を知ってしまったら、乃木坂になりたいって思います、来世で。それくらい本当に好きでした」。

 アンコールの場面では、大好きな水色のドレスを着て登場。ピンクと水色の2色のペンライトできれいに2分された会場を見渡すと、思わず感極まった。「私の好きなピンクと水色……。最後にこんなに素敵な景色を見せてくれてありがとう。皆さんにいただいた幸せを胸に、人生を歩んでいきたいと思います。さようならではなく、今後もどうぞよろしくと言わせてください」と目に涙を浮かべた。

 大の仲良しで知られる同じ1期生の和田まあやは、「たくさん笑ったし、ふざけたことばかりしてたけど、明日からいなくなると思うと……」とポツリ。同じく1期生でキャプテンの秋元真夏は「寂しいけれど、残っているメンバーが頑張って、卒業していくみんなに次に見てもらうときに、『(乃木坂は)進化したな』って思ってもらえるよう、壁が来ても乗り越えいきたい」と決意表明した。

 頼もしそうに同期を見つめた“かずみん”は、「寂しさがいっぱいだけどすごく幸せで、これからの人生も頑張っていけそうです。この時代に生まれて良かった。ポジピース!」。最後はポジティブと平和のピースを混ぜた自身の持ちネタを披露し、笑顔でアイドル生活ラストステージを締めた。今後はタレントとして活動を続けていく。

○乃木坂46「乃木坂46 真夏の全国ツアー2021 FINAL!」DAY2セットリスト
M00:OVERTURE
M01:ごめんねFingers crossed
M02:ジコチューで行こう!
M03:太陽ノック
M04:おいでシャンプー
M05:シンクロニシティ
M06:ファンタスティック3色パン
M07:せっかちなかたつむり
M08:錆びたコンパス
M09:ひと夏の長さより…
M10:ありがちな恋愛
M11:日常
M12:裸足でSummer
M13:全部 夢のまま
M14:I see…
M15:トキトキメキメキ
M16:アナスターシャ
M17:失いたくないから
M18:Route 246
M19:僕は僕を好きになる
M20:インフルエンサー
M21:きっかけ
M22:Sing Out!
M23:夏のFree&Easy
M24:ガールズルール
M25:君に叱られた
M26:他人のそら似
EN1:私の色
EN2:サヨナラの意味
EN3:偶然を言い訳にして
EN4:君の名は希望
EN5:泣いたっていいじゃないか

次のページへ (2/2) 【写真】水色ドレスと花束とともに卒業…乃木坂46・高山一実のラストステージでの一幕
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