山田裕貴、志村けんさんの半生描くドラマ主演「楽しみよりもプレッシャーの方が大きかった」

志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」を12月、フジテレビ系で放送されることが決定した。志村さんを演じるのは俳優の山田裕貴で、脚本・演出を手がけるのは福田雄一となる。

ドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」で志村さん役を演じる山田裕貴【写真:(C)フジテレビ】
ドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」で志村さん役を演じる山田裕貴【写真:(C)フジテレビ】

数々のコントシーンにも注目

 志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」を12月、フジテレビ系で放送されることが決定した。志村さんを演じるのは俳優の山田裕貴で、脚本・演出を手がけるのは福田雄一となる。

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 志村さんは昨年3月、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎のためこの世を去った。日本中が悲しみに暮れたその訃報は、海外メディアでも取り上げられた。今もなお人気は衰えることなく、DVDやYouTubeなどで若者からの支持を得ている。また、10月2日から17日に東京・松坂屋上野店で行われた展示イベント「志村けんの大爆笑展」は大盛況となった。

 今回のドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして74年にメンバーの一員となってから90年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかになる。

 さらにドラマには、当時人気を博した「8時だヨ!全員集合」(69年~71年3月・71年10月~85年/TBS系)や「ドリフ大爆笑」(77年~/フジテレビ系)の懐かしい場面も登場。山田をはじめとしたメンバー全員による、「ドリフ大爆笑のテーマ」や「ドリフのズンドコ節」。また、名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。

 なお、両番組の番組最高視聴率は、「8時だヨ!全員集合」は50.5%(73年4月7日放送)、「ドリフ大爆笑」は40.4%(80年12月23日放送)と、ともに驚異的な数字。特に「8時だヨ!全員集合」の50.5%は、今でも日本のバラエティー番組史上最高視聴率となっている。

 今回の話を聞いたとき山田は、「楽しみよりもプレッシャーの方が大きかった」という。プレッシャーからか、福田からは現場で、「目がバッキバキだよ」と言われるほどの緊張ぶり。しかしその緊張ぶりはまさに、ザ・ドリフターズの見習い時代の志村さんとオーバーラップしているようにも見える。役を演じるにあたって、コントシーンを何度も繰り返し映像で見て研究したと言う山田。そして撮影の合間も寸暇を惜しんで、スタッフ相手にコントの練習に励むほど、熱心に取り組んでいた。

 日本中に笑いを届け、今の困難な時代に大きな勇気を与えてくれた志村さん。彼の半生を描いた、「志村けんとドリフの大爆笑物語」。後日発表されるザ・ドリフターズのメンバーを演じるキャストにも期待したい。

次のページへ (2/2) 【写真】志村けんさん役を演じる山田裕貴の劇中ショット
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