「日本沈没」の国交省エリート官僚役 小栗旬と「クローズZERO」の“不良コンビ”が復活

俳優の小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(毎週日曜、午後9時)の第1話が10日に放送された。原作は1973年に刊行された作家・小松左京氏のSF小説。2023年の東京を舞台に、野心家の環境省官僚・天海啓示(小栗)や日本地球物理学界の異端児・田所博士(香川照之)らが日本沈没という未曾有の事態に立ち向かっていく姿が描かれる。(※以下、ドラマの内容に関する記載があります)

日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」で主演を務める小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】
日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」で主演を務める小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】

国土交通省官僚役は映画「クローズZERO」で小栗旬と不良チーム結成

 俳優の小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(毎週日曜、午後9時)の第1話が10日に放送された。原作は1973年に刊行された作家・小松左京氏のSF小説。2023年の東京を舞台に、野心家の環境省官僚・天海啓示(小栗)や日本地球物理学界の異端児・田所博士(香川照之)らが日本沈没という未曾有の事態に立ち向かっていく姿が描かれる。(※以下、ドラマの内容に関する記載があります)

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 第1話では日本の環境政策の推進のため各省庁の次世代を担う精鋭たちを招集した日本未来推進会議が発足する中、田所博士の予言通り日之島が沈没するというディザスターまでがテンポ良く描かれた。

 そんな中、マニアックな視聴者はあるキャスティングに目を奪われたのでないか。それは日本未来推進会議の初会議の場面だ。環境省代表の天海が「カーボンニュートラルタウン」構想について説明すると、各省の代表は次々と異論を表明。3番目に発言した国土交通省代表の安藤靖は「国交省としてもその都市計画に開発許可は出せない」と反対する。実はこの安藤を演じている俳優の高橋努と小栗は、ある伝説の作品で共演している。

 その作品とは映画「クローズZERO」(07年)と「クローズZEROⅡ」(09年)だ。県内随一の不良が集まる鈴蘭男子高校を舞台に、不可能と言われている鈴蘭制覇を本気で目指す転入生・滝谷源治を小栗が、滝谷に男ぼれしてG.P.S(GENJI.PERFECT.SEIHA)に加わった牧瀬隆史を高橋が演じた。牧瀬は顔に十字の切り傷があるという超コワモテの設定で、鈴蘭制覇を目指して激烈な争いに身を投じていく。
 

次のページへ (2/3) 高橋努は武断派や生真面目な役柄が得意な名脇役
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