【愛車拝見】「相棒」大河内監察官役の神保悟志、ハーレーを降りたワケ 自動車の“相棒論”

人気シリーズ「相棒」(テレビ朝日系)のシーズン20が10月にスタートする。本作で、クールで影のある大河内春樹監察官を演じているのが俳優・神保悟志さん(58)。「相棒」では苦み走った渋面でラムネをガリガリとかじる姿が渋かっこいいが、愛車も渋いのだろうか……!? 都内で神保さんに聞いてみた。

「運転が大好き」という神保悟志さん【写真:山口比佐夫】
「運転が大好き」という神保悟志さん【写真:山口比佐夫】

ゴルフバッグが載せやすいステーションワゴンであることがマスト

 人気シリーズ「相棒」(テレビ朝日系)のシーズン20が10月にスタートする。本作で、クールで影のある大河内春樹監察官を演じているのが俳優・神保悟志さん(58)。「相棒」では苦み走った渋面でラムネをガリガリとかじる姿が渋かっこいいが、愛車も渋いのだろうか……!? 都内で神保さんに聞いてみた。(取材・構成=中野裕子)

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 愛車はメルセデス・ベンツのC200です。もう9年乗っていて、走行距離は10万キロ超。大きなトラブルはないし走りやすいので、まだまだ乗りたいですね。ベンツは50歳を機に購入しました。「いつかは乗ってみたい」と思っていたので。世界で初めて発明されたガソリン自動車だという歴史があるし、ステータスですから。このC200はコンパクトカーだから小回りがきいて日本の道路事情に合っているし、静かだし、重心が低くて足回りが硬く、路面を走る感覚が伝わってくる、ちょっとゴツゴツした感じも気に入っています。

 この車の前はボルボ、スバルのレガシィ、トヨタのステーションワゴンなどに乗っていました。僕はゴルフが好きだから、ステーションワゴンであることがマストなんですよ。C200はゴルフバッグが3つは軽く入りますね。でも、実を言うと、それ以外では四輪の自動車にはあまりこだわりがありません。頑丈でストレスなく乗れればいい。仕事やゴルフに行くための移動手段としての役割を求めているので、C200は僕にとって、公私にわたる“わがまま言わないとってもいい相棒”ですね(笑)。

 運転は好きなので、150キロぐらいあるロケ先にも自分で運転していきます。スピードは怖いので出しません。動体視力や反射神経が、若いころより落ちていると思うので(笑)。車で移動中にせりふをブツブツ言って覚えている俳優さんがいますが、僕はそれはしません。せりふに気を取られて、危険だと思います。せりふは家できっちり覚えます。妻は元宝塚歌劇団の娘役トップだったのでせりふ合わせに付き合わせるのは失礼だから、2人いる娘のうち、18歳の長女にお願いしています。優しいから、付き合ってくれるんですよ。

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