【RIZIN】リオ五輪銀・太田忍、元K-1王者倒し総合初勝利「世界最高峰のベルト目指す」

「Yogibo presents RIZIN.30」(2021年9月19日、さいたまスーパーアリーナ)

リオ五輪銀・太田忍、元K―1王者倒して総合初勝利【写真:山口比佐夫】
リオ五輪銀・太田忍、元K―1王者倒して総合初勝利【写真:山口比佐夫】

総合格闘技2戦目にして初勝利

「Yogibo presents RIZIN.30」(2021年9月19日、さいたまスーパーアリーナ)

 リオデジャネイロ五輪レスリング男子銀メダリストの“忍者レスラー”太田忍(パラエストラ柏)が総合格闘技2戦目にして初勝利を飾った。

 相手は、元K-1ワールドGPウエルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)で、これがキックボクシングから転向しての総合デビュー戦だった。

 愛妻・サラさんの生歌とともに入場した久保だが、太田は動じない。

 いきなり左キックを放った久保をテイクダウンすると、パウンドで攻め立てる。久保も下から蹴り上げ防戦する。1度は立ち上がられたものの、再びグラウンドになり、サイドポジションから拳を当てていく。

 第2Rもタックルで倒し、ロープ際でパンチを放っていく。肩固めに入るも決められず。決定力を欠いたまま最終Rに入った。

 残り1分を切り、サイドからヒザを連打するなど、最後まで試合を優位に進める。フルマークの判定で“異種格闘技戦”を制した。

 マイクを握った太田は「試合できて感謝しかありません。ぼく自身、始めたばかりですが、世界最高峰のベルト目指して頑張っていきます。今日もバンタム級トーナメントありますけど、ぼくの主戦場はバンタム級。少しでも早くそこに絡めるように、格闘技漬けの毎日を送っていきたい」と話した。

 太田は昨年大みそかの所英男戦でデビューし、アームバーで敗れていた。

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