アマゾンプライム進出の大泉洋が語る挑戦の理由 「テレビの地上波は制約があり息苦しい」

Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)で独占配信されている超大型エンターテインメント新番組「ザ・マスクド・シンガー」の司会に抜てきされた俳優の大泉洋が「ENCOUNT」のインタビューに応じた。世界50か国以上で放送され大ヒットしている人気番組。日本版の大役を務めることになった大泉は今回がバラエティー番組の司会初挑戦となった。番組への意気込みを聞いた。

大泉洋の登場シーン 「怒らせてしまうのではとドキドキ」【写真:(C)2021 Amazon Content Services LLC】
大泉洋の登場シーン 「怒らせてしまうのではとドキドキ」【写真:(C)2021 Amazon Content Services LLC】

「ザ・マスクド・シンガー」でバラエティー初司会「ギリギリ失礼なところを攻める」

 Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)で独占配信されている超大型エンターテインメント新番組「ザ・マスクド・シンガー」の司会に抜てきされた俳優の大泉洋が「ENCOUNT」のインタビューに応じた。世界50か国以上で放送され大ヒットしている人気番組。日本版の大役を務めることになった大泉は今回がバラエティー番組の司会初挑戦となった。番組への意気込みを聞いた。

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――NHK「紅白歌合戦」や同「SONGS」での司会ぶりがとても面白かったです。今回の「ザ・マスクド・シンガー」はアシスタントもいないので大変かと思いますが、どういうことを心がけていますか?

「決まり文句といいますか常套句が多いMCなので割りと台本どおりにやっていますが、マスクドシンガーやパネリスト陣との間で面白いやりとりが生まれることを気にしました。どちらかというと私は失礼なMCなので、普段であれば相手が誰か分かった状態なのでギリギリ失礼なところを攻めるわけですが、マスクドシンガーは誰なのか私もまったく知らされていないし、中に誰が入っているか分からないので、どこまで失礼なことを言っていいのか…。でも失礼なことを言っちゃうんですよ。怒らせてしまうのではとドキドキもしていますし、大御所の方や大先輩だったらどうしよう、と。後で正体が分かってヒヤヒヤした人はけっこういましたね。大丈夫だったかな、みたいなこともありましたよ(笑)」

――世界中で大人気の番組ですが、ご自身で工夫されたことは?

「まあ、僕が起用されたということは、おそらくキレイな司会を期待されているわけではないので、マスクドシンガーやパネリスト陣とどれだけ面白いやりとりができるか、という部分が大事かなと思います。一応役者の仕事もしているので普通の司会者に比べて決めるところは決める、というところは意識したかもしれないですね。そこは局のアナウンサーではなかなかやりづらいのかなとは思います。だけど面白いところは面白くやりたい。役者としてできる部分と面白いやりとり、両方ができれば、と思っています」

日本のバラエティーではなかなかかけられない規模感

――マスクドシンガーの正体が分かった瞬間はどんな気持ちになりますか?

「マスクを取ったとき『ここまで歌がうまいのか!』と驚いた人がいました。正体がだんだん分かっていく方と分からなかった方が両方いますね。そういうふうに推理していくところが面白いです」

――マスクドシンガーのステージをご覧になっていかがですか?

「どの方も見ていて楽しいですね。日本のバラエティーではなかなかかけられない規模感で作っている番組なのでそのへんは『さすがAmazon Prime Video』という感じですし、マスクドシンガーのパフォ―マンスも面白くて、予算もかかっているし、皆さん歌が上手だなと思いました。マスクドシンガーそれぞれにチームが付いていてその人のためにチームが頑張ってパフォーマンスを作っているので気合の入り方も違います。ダンサーもいろんな人たちのバックで踊って、お芝居もしないといけないので、結構大変だと思います」

次のページへ (2/4) 抜群の歌唱力を誇るマスクドシンガー「実は私も出演したい(笑)」
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