「彼女はキレイだった」人気小説家の正体とタイトルの謎 原作の韓国版は“村上春樹”説も

Sexy Zoneの中島健人と女優の小芝風花がダブル主演を務めるフジテレビ系ドラマ「彼女はキレイだった」(毎週火曜、午後9時)が14日の最終話で一部生放送を行うことになった。「ザ・モスト」の副編集長・長谷部宗介(中島)と編集部員で幼なじみの佐藤愛(小芝)の恋の行方が見逃せない展開となりそうだ。

新刊小説のタイトルにはある“仕掛け”が【写真:(C)カンテレ】
新刊小説のタイトルにはある“仕掛け”が【写真:(C)カンテレ】

クランクアップで中島健人「セクシーサンキュー!」 小芝風花「宝物でした」と涙

 Sexy Zoneの中島健人と女優の小芝風花がダブル主演を務めるフジテレビ系ドラマ「彼女はキレイだった」(毎週火曜、午後9時)が14日の最終話で一部生放送を行うことになった。「ザ・モスト」の副編集長・長谷部宗介(中島)と編集部員で幼なじみの佐藤愛(小芝)の恋の行方が見逃せない展開となりそうだ。

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 撮影最終日は、ドラマの舞台となった「ザ・モスト」編集部で迎えた。中島と小芝がそろってクランクアップすると一足先に撮影を終えていた赤楚衛二、佐久間由衣が祝福に駆け付けた。中島は「この作品を超える作品と出会えるかどうかというのはなかなか怖いんですけど……それぐらいこの現場が楽しかったと思っています。最高の夏をありがとう! セクシーサンキュー!」と喜びを伝えると、小芝も「最高の作品にしようという熱量がすごい中で撮影できたのは幸せでしたし、宝物でした」と感極まって涙を浮かべた。

 7日に放送された第9話では、廃刊危機にある「ザ・モスト」編集部員の団結が描かれた。人気歌手ARISA(アリサ)のインタビューが決まったものの、脱税疑惑でお蔵入りに。タイムリミットまであと数日。廃刊の危機を免れるためモスト編集部員は一丸となって別のインタビュー候補を探すなか、宗介は国際的人気を誇る小説家・楠瀬凛(くすのせ・りん)への取材を思い付く……。

 楠瀬凛は年齢、性別、すべて非公表の謎の人物。宗介は出版社の担当編集者を訪ねるが、「歴代担当編集者は1回も会ったことがない。原稿はメール、打ち合わせもメールか電話です」という返事だ。その際、担当編集者が持っていた楠瀬の新刊小説のタイトルは「10 Answers」だった。実はここにある“仕掛け”が隠されているのだ。

 原作の韓国オリジナル版に登場する人気小説家の名前は「Ten(テン)」。つまり「10」の英語読みだ。原作の第13話でテンの新刊が登場する。タイトルは「MEMORY」。帯には「テン 新作長編小説 全世界を熱狂させたミステリー」と書かれていた。「テンは化け物だ。面白過ぎるにも程がある」と編集部員は高く評価する。

 テンの正体をめぐって編集部内では「韓国人で40代のおばさんらしい」「この前はフランス人とか、アメリカ人だと騒がれた」「テンはムラカミハルキ(村上春樹)の別名といううわさを聞いた」「何言ってんだ。タイプが全然違うじゃないか」「分からないわよ。有名作家が別名で書くことはあるわ」といった会話が交わされた(第14話)。

 日本版に登場する新刊タイトル「10 Answers」とは、原作に登場した謎の小説家「テン」への「答え」だったというわけだ。こういう仕掛けは知れば知るほど楽しくなる。ちなみに原作は「梨泰院クラス」で知られる俳優のパク・ソジュンが主演を、幼なじみを女優のファン・ジョンウムがそれぞれ務めた。さらに、SUPER JUNIORのチェ・シウォンがワイルドな先輩記者(実は謎の小説家テン)を好演した。

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