Sexy Zoneの中島健人と女優の小芝風花がダブル主演を務めるフジテレビ系ドラマ「彼女はキレイだった」（毎週火曜、午後9時）が14日の最終話で一部生放送を行うことになった。

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　最終話は「ザ・モスト」の副編集長・長谷部宗介（中島）と編集部員で幼なじみの佐藤愛（小芝）の恋の行方と廃刊危機にある「ザ・モスト」の運命が描かれる。7日に放送された第9話では起死回生を狙った「ザ・モスト」のインタビュー企画が描かれた。

　メディアにほとんど出ない人気歌手ARISA（アリサ）のインタビューがいったん決まったが、脱税疑惑でお蔵入りに。タイムリミットまであと数日。廃刊の危機を免れるためモスト編集部員は一丸となって別のインタビュー候補を探すが……。

　画面には宗介の机に置かれたインタビュー候補者のリストが登場した。最初のリストをよく見ると上から「中森恵美」（着物デザイナー。若者に着物文化を伝えるべく活動中）、「島原祐樹」（ミニチュア写真家。日常の一コマをミニチュアで再現）、「健崎颯斗」（日本を代表する大人気アイドル）、「人環TOWA」（日本料理人。話を食材で表現する新たなジャンルを確立）という名前が読み取れる。ほんの一瞬だったためほとんどの視聴者は気付かなかったはずだ。

　実は、この4つの名前の最初の漢字を順番に並べると「中」「島」「健」「人」となるのだ。しかも、「健崎颯斗」は「Sexy one」のメンバーと記載されている。「Sexy Zone」をベースにしているのは明らかで、スタッフの遊び心が伝わってくる。「中」「島」「健」「人」を頭文字とする名前の上に赤線が引かれたリスト。それを見て副編集長役の中島本人が頭を抱えるシーンはなかなかシュールな絵柄だ。

　他にも宗介が編集部員にARISAを紹介する際に登場するカラーコピーを見ると、ARISAの所属レーベルは「MUSIC ZONE」。これも「Sexy Zone」の変化形だ。そして新作のタイトルは「THE BEST」で、「ARISA初のベストアルバム、4年間の軌跡が今ここに…。デビュー曲から未収録曲まで全50曲を完全収録」という説明書きがある。しかも、このアルバムは「ビルボードチャート5週連続首位キープ」というのだ。

「THE BEST」といえば、韓国の人気グループ・BTSが6月に日本ベストアルバム「BTS, THE BEST」を発売している。同アルバムは歴代ヒット曲のほか、2017年から4年間にわたる日本でのシングル楽曲、アルバム収録楽曲を入れた全23曲収録の作品だ。「ベストアルバム」「4年間」「ビルボードチャート首位」といったところがARISAとBTSの共通点だ。「彼女はキレイだった」の原作が韓国ドラマのため、BTSへのリスペクトをそれとなく盛り込んだようだ。

　細かい部分に制作スタッフの思いが込められた「カノキレ」。最終話でも意外な作り込みが発見できそうだ。