【欧州車紀行・北仏3】オートマのフォード・C-MAX無事レンタル 5日間保険込みで約9万円

2019年9月18日午前10時、宿泊先の「ホテル・エグロン」のフロントで僕と連れ合いは現地在住の友人、えっちゃんと待ち合わせし、3人で地下鉄でサン・フェルディナン通りのHertzの営業所に向かった。翌日借りるモン・サン=ミシェル行きのレンタカーが、予約通りオートマ車になっているか、確認するためだ。

2019年のパリ市内の様子【写真:峯田淳提供】
2019年のパリ市内の様子【写真:峯田淳提供】

オートマ車確約のためパリのHertzのカウンターへ

 2019年9月18日午前10時、宿泊先の「ホテル・エグロン」のフロントで僕と連れ合いは現地在住の友人、えっちゃんと待ち合わせし、3人で地下鉄でサン・フェルディナン通りのHertzの営業所に向かった。翌日借りるモン・サン=ミシェル行きのレンタカーが、予約通りオートマ車になっているか、確認するためだ。

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 ホテルの目の前の4番線ラスパイユ駅からモンパルナス駅、12番線に乗り換えてコンコルド駅、1番線でアルジャンティーヌ駅。営業所はシャンゼリゼから続く、凱旋門の真裏側を右に行ったところ。アルジャンティーヌ駅から歩いて数分の距離だ。

 パリの通りは碁盤目のように整然とはしていない。斜めの通りが縦横に走り、それが円形の広場につながっていたりする。通りの集まる広場の横に、おなじみの黒と黄色のHertzの看板を見つけた。入ると、小さめのカウンターが3つほど。その1つで黒人男性が中年夫婦に応対していた。それがなかなか終わらない。空いている2つのカウンターに他のスタッフは出てこない。

フランス語が流ちょうでないと細かい確認は困難!?

 待つこと約10分。対応したのは先ほど中年夫婦に対応していた男性だった。僕は、フランス語はほとんど話せない。僕の連れ合いのゆっちゃんは簡単なフランス語はできるが、レンタカーに関する言葉なんか分からないので、現地在住のえっちゃんに頼る。小柄なえっちゃんが大柄な従業員に身振り手振りで説明しているが、どうもラチがあかないようだ。

「予約はできているけど、やっぱりマニュアル車になっているの。彼らにオートマと言っても、そのことは頭から抜けてしまうのね。オートマ車が標準のアメリカからの観光客も多いから、オートマを借りる人はいるはずなのに」

 えっちゃんも困り果てている。03年に南仏を回った時も、05年にロワール地方の古城巡りをした時も、オートマ車を借りるのに苦労したように記憶している。それでも最後はオートマ車を借りることができたのだが。

 そのうち“ボス”といった風情の大柄のマネジャーが出てきて、彼と何かを話している。えっちゃんによれば、「空港(シャルル・ド・ゴール)に行けばあるわよ」と言っているらしい。マネジャーは余裕の笑みを浮かべ、こちらににっこり。「とにかく、明日はオートマ車をお願いね」。えっちゃんは強く言って、僕ら3人はその場を引きあげた。

「明日の朝は私も一緒に来て、確認するから。それから高速道路に乗るまでナビゲートします」

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