話題の格闘家・金太郎が壮絶半生を激白 初めてタトゥーを入れたのは14歳 1対20の大ゲンカも

27日に丸善インテック大阪アリーナで開催される「RIZIN.29」バンタム級JAPANグランプリ1回戦で伊藤空也と対戦する金太郎が自身の半生を語った。

YouTubeで半生を振り返りつつ、バンタム級GPへの意気込みを語った金太郎【写真:ENCOUNT編集部】
YouTubeで半生を振り返りつつ、バンタム級GPへの意気込みを語った金太郎【写真:ENCOUNT編集部】

中2で1VS20 16歳の時に少年院へ

 27日に丸善インテック大阪アリーナで開催される「RIZIN.29」バンタム級JAPANグランプリ1回戦で伊藤空也と対戦する金太郎が自身の半生を語った。

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 大阪府八尾市出身で“マサカリ殺法”の異名を持つストライカーは、小学生の時にいじめに遭ったが、「(その相手に)やり返してから自分が強いことに気づいて」と、ケンカが強かったことが判明。そこからケンカに明け暮れる日々を過ごす。(20日更新のYouTubeチャンネル「KAKUSINー格闘技の神様ー」より)。

「最初はケンカが好きになってどんどんやっていたんですけど、狙われ出したりしたら面倒くさくなるんですよ。こいつ強い、あいつ強いってなって行って、どんどんいろんなところから狙われ出すんですよね。だから次から次に、やりたくないのにやらなあかんみたいな(苦笑)」

 楽しかったはずのケンカが、徐々に嫌悪感に変わるほどの場数を踏んだ。そんな金太郎が、過去に経験した最も壮絶なケンカは、中学2年生の時に、金太郎1人で20人の相手と闘ったというもの。この時は「けがしたり、指とかがあっち向いたり、こっち向いていたり」したと明かし、「鼻から一生、血が止まらへん(くらいに鼻血が出た)とか、そういうのがあった」とコメント。ケンカ直後には食べたものを吐き、病院で脳のCT検査まで受けるほど凄絶だった。

 そもそも最初にタトゥーを入れたのが中学生(14歳!)だというから、金太郎自身、なかなかの不良であることに違いはないが、本人は「なんも考えていなかった」と述懐する。

 不良仲間との付き合いが悪化していった結果、16歳の時に少年院へ。そして、少年院を出てからは一念発起し、当時、ちまたを騒がせていた、全国の不良が集結する格闘リング「THE OUTSIDER」に参戦する。これが、人生の転機となる。

 格闘王・前田日明氏が主宰を務めた「THE OUTSIDER」は、最近では朝倉未来や朝倉海が初期のキャリアを積んでいたことで再評価の声が高まっているが、金太郎は最年少の17歳で参戦。金太郎の人生は、そこから徐々に軌道修正されていき、その後、正式にプロの格闘家としての道を歩んでいくことになる。

 面白いのは、金太郎が格闘技を本格的にやり始めると、当時は一緒につるんでいた不良仲間が、「金太郎は格闘技をやっているんやから」と悪い遊びへの誘いをしなくなっていったというエピソード。そういった仲間にも、“独自のルール”が存在することの証明だった。

 7年前からは、パンクラス大阪稲垣組に所属。金太郎いわく、「大阪で一番強いヤツが集まってくるところ」の稲垣組は、1993年に船木誠勝らが立ち上げたパンクラスの旗揚げメンバーの1人、稲垣克臣が責任者を務める格闘技&フィットネスジムだ。

 所属選手には、パンクラス初代フェザー級王者&DEEP第3代バンタム級王者の実績を持つ、前田吉朗らがいるが、確かに大阪では活気に満ちあふれた猛者が集っている。

次のページへ (2/4) マネル・ケイプがズバリ予想 V候補は金太郎
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