俳優の原田龍二と妻で元女優の愛さんが18日、TOKYO MXで行われた山本漢方製薬「大麦若葉」新CM記者発表会に参加した。夫婦で約30年ぶりとなる共演。同社の幹部も出席した。

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　原田といえば、2019年に複数のファン女性との不倫が報じられ、会見で謝罪。その謝罪会見と同じTOKYO MXのスタジオに妻と2人で表れた原田は「思い起こせば2年前、この場所であのような謝罪会見をさせていただいたことを思えば、まずは謝らなくていいんだと気が楽です。こういう会見で皆さんと対面できるのがうれしいです。2年間、反省と大麦若葉を飲むことを続けてきました」と笑顔で話した。

　不倫などのスキャンダルを起こした芸能人となれば、企業イメージを重視するCMでは降板が当たり前。騒動から2年経っているとはいえ、続投は異例中の異例だ。

　CMの企画意図について、山本漢方製薬の小久保賢一西日本営業部統括本部係長は「新型コロナ禍でおうち時間が増えるなか、家族愛をテーマにしたCMを制作したいと思い、原田ご夫妻にお声をかけさせてただいた」と説明。さらに、同社の山本整社長は「原田さんが本当に現場で楽しく仕事してくれていた。企業ですので、契約解除が当たり前の判断。ですが、あれで解除となるのはあまりにも寂しかった。カメラが回ってなくても本当に現場を楽しくしていただいて……。何とかしてやりたいなと」と言葉を続けた。いわば原田の普段の人柄が功を奏した格好だ。

　今後のCM起用の条件について「今のピュアな状態を保ってくれたら（笑）」と寛大な対応を見せた山本社長。この先は“裸一貫”から周囲の期待に応えるのみだ。