6・27RIZIN大阪にて皇治戦は実現するか 白鳥大珠の次なるターゲットはシバターに朝倉未来?

「選手として、同じ競技者としては全然俺のほうが強いと思う」。2020年10月、白鳥大珠に話を聞いた際、皇治に対して答えた物言いである。あれから8か月、白鳥がそれを証明できる可能性を秘めた舞台がやってきた。来る6月27日、丸善インテックアリーナ大阪で開催される「RIZIN.29」において、白鳥、皇治の双方が出場するキックボクシングのワンデートーナメントが実施されるのだ。今回は注目の一戦が実現間近の白鳥を直撃。皇治戦はもちろん、その後の方向性についても話を聞いてみた。

皇治から渡されたバッグを嫌そうに持って写真に収まる白鳥大珠【写真:ENCOUNT編集部】
皇治から渡されたバッグを嫌そうに持って写真に収まる白鳥大珠【写真:ENCOUNT編集部】

公開抽選会で当たりクジを引いていたら!?

「選手として、同じ競技者としては全然俺のほうが強いと思う」。2020年10月、白鳥大珠に話を聞いた際、皇治に対して答えた物言いである。あれから8か月、白鳥がそれを証明できる可能性を秘めた舞台がやってきた。来る6月27日、丸善インテックアリーナ大阪で開催される「RIZIN.29」において、白鳥、皇治の双方が出場するキックボクシングのワンデートーナメントが実施されるのだ。今回は注目の一戦が実現間近の白鳥を直撃。皇治戦はもちろん、その後の方向性についても話を聞いてみた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)

「RIZIN.29」では白鳥、皇治を含めた4人によってワンデートーナメントが行われるが、それに伴い、去る4月30日に都内ホテルで行われた公開抽選会。出場する4人にはそれぞれ封筒が渡され、その中には1人だけ当たりの印入りの紙が入っている。要は、その印入りの紙が入った封筒を引き当てた選手のみが対戦相手を逆指名し、そこで1試合が決定。残った2人が闘うことになり、勝った2人で決勝戦を争う方式になる。

 結局、当たりを引き当てた梅野源治が皇治を指名。白鳥は高橋亮と1回戦を争うことになった。

――公開抽選会。結果、白鳥選手の封筒には何も入っていませんでした。もし当たりを引いていたら、皇治選手を指名しましたか?

「正直、トーナメントは微妙だったんですよ。できれば最初からワンマッチでやりたかったから。ただ、トーナメントをやることになったと聞いた時には、1回戦で皇治選手とやっちゃうと、勝ってもその後、会場が盛り下がっちゃうのもある。それと(皇治が)負けたらどうするの? みたいな。向こうも俺が負けたらどうするのかと思ってるでしょうけど、今は向こうも覚悟が決まっていると思うので。場所は(皇治の地元の)大阪だし、向こうのファンはたくさんいて、やるなら決勝戦でやるほうが盛り上がるかなって思います。だから1回戦で実現しなくてよかったのかなって」

――ということは、もし当たりを引いていても皇治選手は指名しなかった?

「梅野選手か高橋選手のどっちかに行ったでしょうね。だけど、今は(皇治が)決勝に上がってくると思っていますね」

――まず初戦、白鳥選手の相手は高橋選手になりました。

「あんま印象がない。きれいなサウスポー。テクニックタイプっていうくらいですね」

――そもそも論でいくと、2019年にはRISEのリングで61キロ以下の世界トーナメントで優勝して、その後は63キロ以下、今後は65キロ以下の試合に進もうとしていたと思うんです。

「登っていきたかったですね。だからそこの部分でも迷ったんですよ。だけどRIZINでメインを張れるし、少なからずメリットがあると思ったので、今回は出ることにしました。それと盛り上がるならやりたいなっていう感じです」

――減量は大変ですか?

「そうスね。久々の61ですけど、まあ、問題ないかな。最後だけですね。水抜きがシンドい。減量自体はそんなにキツくないかなって感じです」

――過去には最大でどのくらい落としたことがあるもんですか?

「3週間で10キロ落としたことがあります。60キロでやったこともあるので。その時は水抜きで5キロ落としたんですけど、その時はシンドかったですね。今回はトーナメントなので、水抜きは最低限に抑えて。(水抜きは)体力を持っていかれちゃうので。トーナメントのことを考えると、極力、食事制限だけで落としていければなと思っています」

――計量後はどの程度戻る感じですか?

「5キロぐらいですかね。だいたいそのくらいで抑えてます。あんまり増やす(戻す)と、僕の場合は動きが悪かったりするので。減量で落とすと一番動きが軽くて、動きやすい体重があるんですけど、そのくらいだと当日も調子いいです」

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