DEAR KISSが見せた確かな成長 コロナ禍での特別なライブを終えてメンバーが思うコト

5人組アイドルグループ「DEAR KISS」が5月16日に東京・Veats Shibuyaで4月のメジャーデビュー以来、初となる有観客でのワンマンライブを行った。開演からWアンコールまでの全17曲、5人はファンへの感謝の思いを胸に堂々のパフォーマンスを披露。新型コロナ禍のため、歓声を上げることはかなわなかったものの、集まったファンが放つ熱気、そして5人の心の底からの笑顔がライブの成功を物語っていた。

「DEAR KISS」伊山摩穂、齋藤里佳子、山田まひろ、ののこ、四島早紀(左から)
「DEAR KISS」伊山摩穂、齋藤里佳子、山田まひろ、ののこ、四島早紀(左から)

メジャーデビュー後、初となるファンの前でのライブ「全てを懸け、魂を注ぎました」

 5人組アイドルグループ「DEAR KISS」が5月16日に東京・Veats Shibuyaで4月のメジャーデビュー以来、初となる有観客でのワンマンライブを行った。開演からWアンコールまでの全17曲、5人はファンへの感謝の思いを胸に堂々のパフォーマンスを披露。新型コロナ禍のため、歓声を上げることはかなわなかったものの、集まったファンが放つ熱気、そして5人の心の底からの笑顔がライブの成功を物語っていた。(取材・文=中村彰洋)

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 コロナ禍という特別な状況下で、メジャーデビュー後、初という特別なライブを終えたメンバーに率直な思いを聞いた。

――ライブから数日経ちましたが、いかがでしたか。

ののこ(以下、の)「めちゃくちゃ楽しかったです。ファンの人と会う機会が減ってしまったので、プレッシャーを感じたり、緊張もしたんですけど、みんなとの一体感というか、声は出せないけど、1つになれている気がして、とてもうれしく感じられるライブでした」

――摩穂さんはライブから数日後に「ライブ終わった日から無なんだ」とツイートしていました。

伊山摩穂(以下、伊)「メジャーデビュー発表のライブ(1月開催)はちゃんとしなきゃという感じだったんですけど、今回はシンプルに心の底から楽しむことができました。本当にライブが終わった後に空っぽになるぐらい、ライブに全てを懸け、魂を注ぎました。本当に楽しかったの一言に尽きるなって感じます」

齋藤里佳子(以下、齋)「コロナ禍になってから、今まで以上に1回1回のライブを大切にして、確実に届けようという気持ちでやっていて、今回はまほち(伊山)が振り付けた新曲もあったり、新たなDEAR KISSを届けることができました。ファンの方の感想を聞いても『個性が豊かと改めて感じる』といった感想が多く、今回はそれを届けることができて、すごくうれしいなって思いました」

――まひろさん(2020年7月に加入)は2回目のファンの前でのライブでした。

山田まひろ(以下、山)「前回はメジャーデビューの発表もあるし、自分にとって初めてだったので、とても緊張していました。今回は、初めましての方もいるし、前回見てくれた方をがっかりさせたくない、という気持ちもあったので、いろんなことを考えました。自分のファンの方は(DEAR KISSの)曲をそんなに知らない人もいるので、どうしたら楽しんでもらえるのかなと、1人1人を見ながら、いろいろ考えてやっていました。でも、最終的には会えたことがうれしくて、くっしゃくしゃの笑顔になっちゃうくらい楽しいライブでした」

四島早紀(以下、四)「本当に楽しくて、反省点もありますけど、それすらも良かったと思えるくらいの空間でした。メジャーデビュー後、初のライブということで、ファンの皆さんも期待してくれていたと思うので、その気持ちに応えたかったです。今回、表題曲『ダンスはキスのように、キスはダンスのように』の英語Ver.からスタートしたんですけど、DEAR KISSの“強み”を一発目から見せることもでき、最後まで楽しくできたかなと思います」

――ライブの歌い出しから英語歌詞。里佳子さんのソロパートでスタートしましたが、緊張しましたか。

齋「はい。めちゃめちゃ……」

伊「え? 緊張してた?(笑)」

四「だって、ファンの人の顔を見れなかったって言っとったよね?」

齋「『まさかの英語?』って思うじゃないですか。歌い出しなんで、どうしようって思いましたが、なんとか乗り切れました(笑)」

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