坂口健太郎、ラブストーリーについて持論「片思いが一番いいですよね」

俳優・坂口健太郎がこのほど、出演するNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜、午前8時)の取材会に出席し、「丁寧に、丁寧に撮れています。とても美しい時間の朝ドラが始まったという感覚があります」と、放送序盤の心境などを語った。

「おかえりモネ」で菅波光太朗を演じる坂口健太郎【写真:(C)NHK】
「おかえりモネ」で菅波光太朗を演じる坂口健太郎【写真:(C)NHK】

NHK「おかえりモネ」で診療所の医師・菅波光太朗を熱演

 俳優・坂口健太郎がこのほど、出演するNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜、午前8時)の取材会に出席し、「丁寧に、丁寧に撮れています。とても美しい時間の朝ドラが始まったという感覚があります」と、放送序盤の心境などを語った。

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 坂口は、清原果耶が演じる主人公・永浦百音(愛称はモネ)が勤務する森林組合の敷地にある診療所の医師・菅波光太朗を演じている。

 作品には宮城・気仙沼の海、登米の森林など美しい景色がふんだんに織り込まれている。東日本大震災から10年。記憶から薄れさせてはいけない災害。またコロナ禍という大変な時期。坂口は「大変な時期だからこそ、この朝ドラをやることはすごく意味があると、撮る前から思っていました。うっ屈した中で、こういう美しいドラマができるのはうれしい。1話を見て、きれいだと思いました。宮城の美しい風景、そういう美しいものから始まった朝ドラは、何か気持ちいい時間が始まった感覚がありました。宮城のロケ地も一つの主役になっている感覚」と作品への思いを語った。

 菅波を演じることには朝ドラ独自の難しさも。「1日15分、朝、放送されるので、ちょっとずつ彼の変化を見せていかないといけないとなったとき、あまり極端だと急にキャラクターが変わった感じもするし、ちょっとずつのあんばいで百音と出会ったことで変わる菅波を表現するのが意外と難しい」と説明した。一方で、今後には「ちょっと静かな菅波、過去を抱えてそうな菅波がありつつ、ちょっと熱が高ぶっている菅波、ドジな菅波。いろいろ出せる役」と紹介した。

 清原の印象にも言及。「果耶ちゃんは役の考えていることを真剣に考える方だなと、初めてお芝居したときに思いました。ある種、果耶ちゃんが百音で、百音が果耶ちゃんみたいな瞬間が時々あります。役とのリンク性のレベルが高い。だからお芝居をしていて気持ちのいい女優さん」と絶賛した。

 演じる菅波という人物は、序盤は謎に包まれているが、今後の百音との関係が気になる。坂口は清原と2人の関係を「かわいらしく見てもらえるように軽やかにやっていきたいと話している」と話す。

 さらに坂口自身の主観とした上で「ラブストーリーを見ていても、くっついてしまうと終わってしまう気がする。完成されちゃう気がしていて。片思いが一番いいですよね。燃えるというか」と笑った。結局「どういう関係性になるか分かりませんが、菅波としてはずっと寄り添ってあげたい気持ちはあります」と紹介した。視聴者には「ほっとしてもらえたらいい。この2人をかわいらしく見てもらえたら正解の気がします」とした。

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