瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、3月13日に広島サンプラザホールで行った「STU48 4周年コンサート」に密着したドキュメンタリーブック「STU48 4th Anniversary Concert Documentary Book-瀬戸内からの声をのせて-」（玄光社）を4月21日に発売した。コンサートを追体験でき、その先の未来への思いも詰まった全160ページにわたる一冊の見どころや、活動5年目の展望について、1期生・石田みなみと福田朱里の「ふくみな」コンビに聞いた。（取材・構成＝小田智史）

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――「STU48 4th Anniversary Concert Documentary Book-瀬戸内からの声をのせて-」が発売されました。見どころを教えてください。

石田みなみ（以下、石田）「これまでSTU48としてコンサートの映像化はありましたが、ドキュメンタリーブックという形はなかなか経験できないことだと思います。リハーサルから密着していただいて、普段見られない姿もたくさん載っています。私たちのいいところを切り取ってくれているので、あの時の感動がきっとよみがえってくるはずです」

福田朱里（以下、福田）「今回、STU48メンバー全員をピックアップしていただいた本ができたのは、ありがたい限りです。私たちの4年間が詰まっていて、写真や文章でいつでも軌跡を見返せるのがポイントです。みなさんにはぜひ、お気に入りのページを見つけていただければと思います」

――「本」として形に残る、というのはまた喜びが違いますか？

福田「オールカラーですし、やっぱりうれしいです！」

石田「それぞれが主役というか、メンバー全員をピックアップしていただけるのは本当にうれしいよね。どのページも見ごたえがある！」

福田「特集していただけるのが、当たり前ではないからね。インタビューが全文使われるとは思わなかった（笑）」

石田「どの写真もすてきで、こんな角度からも撮られてたんだという発見もあったり（笑）。写真集並みのボリュームもすごい」

福田「私の（個人ページのメイン）写真、『二の腕！』って感じ（笑）」

――3周年コンサートが新型コロナウイルス禍で中止となり、“2年越し”の周年コンサートだった分、メンバーのみなさんにとっても思い出深いものになったと思います。

石田「あかりん（福田）とみちゅ（今村美月）が会議に参加して、昼と夜の公演で内容を変えたいと案を出してくれていたのは、ドキュメンタリーブックで初めて知りました」

福田「大枠のセットリストが決まっていたなかで、メンバーだからこそ分かる4年間の中で思い出深い曲、絶対にやりたい曲、象徴的な曲を追加で入れさせてもらったの。順番も（初のオリジナル楽曲である）『瀬戸内の声』から始まるように、振り返る感じでお願いして」

石田「そうだったんだ！　キャプテン、副キャプテンがこんなにも動いてくれていたんだと、感謝の気持ちでいっぱいになった」