草なぎ剛「『#青天を衝け』をエゴサーチしています(笑)」 慶喜熱演にSNSで絶賛の声

俳優の草なぎ剛がこのほど、徳川慶喜役で出演中のNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)のオンライン取材会に出席した。2004年の大河ドラマ「新選組!」に榎本武揚役で出演したが、大河ドラマの本格的なレギュラー出演は初めて。大河ドラマや最後の将軍・慶喜を演じる上での思いなどを語った。

徳川慶喜を演じる草なぎ剛【写真:(C)NHK】
徳川慶喜を演じる草なぎ剛【写真:(C)NHK】

大河ドラマで慶喜の父・徳川斉昭役の竹中直人「オレの息子に見えてきた」と絶賛

 俳優の草なぎ剛がこのほど、徳川慶喜役で出演中のNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)のオンライン取材会に出席した。2004年の大河ドラマ「新選組!」に榎本武揚役で出演したが、大河ドラマの本格的なレギュラー出演は初めて。大河ドラマや最後の将軍・慶喜を演じる上での思いなどを語った。

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「つかみどころがない役がいいかなと監督と最初に話しました。本当に自分が将軍になっていいのか、という葛藤が見え隠れする中でも、つかみどころがない感じで、もしかしたら将軍にならないんじゃないか、というくらい力の抜けた役を狙っていこうかと思います

 大河ドラマと他のドラマとの違いをどう感じているのか。

「セットも出演者もスタッフの人数も多い。手間暇かけて丁寧に作られていると思います。奥行がすごくあるセットもあって、あれ、ここスタジオだよな、と思うくらいスケールが大きい。大きなスケールに負けないよう、しっかりした心持ちで頑張っています」

 作品は関東地区の初回の平均世帯視聴率が20.0%(ビデオリサーチ調べ)と好スタートを切り、その後も好調をキープしている。

「SNSとかで僕のファンの皆さんとかが『すごくいい慶喜だ』と、結構、言ってくれています。『#青天を衝け』をエゴサーチしています(笑)」

 主人公・渋沢栄一役の主演・吉沢亮のほか高良健吾、竹中直人、堤真一ら共演者との現場のエピソードも紹介した。

「竹中さんは初共演ですが、『草なぎくんは本当にオレの息子に思えてきた』と言ってくれました。吉沢君と高良君のフレッシュな刺激を受け、上の堤さんと竹中さんと、ちょうどいい感じに僕はサンドイッチされて楽しいです。堤さんには昔からかわいがっていただき、お尻をつねられたりしています(笑)」

 大河ドラマは一般的に1年間放送という長丁場。途中で亡くなる登場人物は少なくない。

「みんな役の上で死んだりして、撮影に来なくなっちゃうんです。それは悲しい。当時の人って大変だったと、そういうところで感じます。そんな争いや戦いがあって僕たちが今いる。キャストの方が来なくなって分かる。それが時代を感じるところ。いろんな展開が目まぐるしくあり、これが大河ドラマかなと思っています」

 取材会の冒頭、草なぎは「皆さんと一緒にお芝居ができて楽しい日々を過ごしています」と語ったが、会見中も元気な明るい声とともに何度も笑顔を見せた。本当に心から楽しんで現場に立っている様子がうかがわれた。

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