AKB48“15年目の挑戦”始まる 単独YouTubeチャンネルと新ユニット誕生

15年目を迎えたAKB48が、新たな挑戦に踏み出した。21日、「15年目の挑戦者」というタイトルの単独コンサートが開催され、48グループ総監督の向井地美音が各メンバーの単独YouTubeチャンネル開設をサプライズ発表。向井地が先頭に立ち、各メンバーが“ユーチューバー"として動画配信にチャレンジする。

単独YouTubeチャンネル開設を発表した向井地美音(左から2番目)【写真:舛元清香】
単独YouTubeチャンネル開設を発表した向井地美音(左から2番目)【写真:舛元清香】

柏木由紀、横山由依らも参戦 AKB48がYouTuberに!

 15年目を迎えたAKB48が、新たな挑戦に踏み出した。21日、「15年目の挑戦者」というタイトルの単独コンサートが開催され、48グループ総監督の向井地美音が各メンバーの単独YouTubeチャンネル開設をサプライズ発表。向井地が先頭に立ち、各メンバーが“ユーチューバー”として動画配信にチャレンジする。

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 昨年、2008年の放送開始から約11年続いた冠番組「AKBINGO!」(日本テレビ系)が最終回を迎え、AKB48のメンバーたちはファン以外の層に自分をアピールできる場所を失っていた。向井地は発表の際、個別YouTubeチャンネル開設は“15年目の挑戦の1つ”であることを説明し、「YouTubeをやると言い出すのは、なかなか勇気がいることだったんですが、恐れずに、新しい場所に踏み入れて、一般の方にも私たちの個性を知っていただけるように頑張りたい」と決意を語った。

 そんな向井地は発表当日に、仲良しコンビ2組“ゆうなぁ(村山彩希&岡田奈々)”と“もぎおん(茂木忍&向井地)”でグループチャンネル「ゆうなぁもぎおんチャンネル」を開設して、動画を公開した。21日に配信された自己紹介動画は、公開から3日が経った時点で再生回数は約6万5000回。アイドルとして輝かしいキャリアを誇る彼女たちだけに、少し物足りない数字に感じたが、第2弾として公開された「AKB48 CAFE」での大食いチャレンジ動画では、仲良しコンビ2組ならではの“イチャイチャ”が好評な様子。

 コメント欄には、「ゆうなぁ目当てで見てたけど、もぎちゃんにハマる」、「ゆうちゃんがなぁちゃんに頭ポンポンしてるの優しい」といった書き込みや、「この4人めちゃ可愛い!! 配信毎日やって欲しい!!」、「他のアイドルユウチューバーより絵面がよい、オーラが違う」と絶賛する声があがっていた。地上波よりもリラックスした姿が映し出されるYouTubeは、より彼女たちの魅力を引き出してくれる。新規ファンの開拓につながり、ファンにも嬉しい動画はまさに一石二鳥だ。

「ゆうなぁもぎおんチャンネル」の他にも、柏木由紀、横山由依、小栗有以、坂口渚沙、中西智代梨、倉野尾成美の6人が近日中に単独チャンネルを開設し、動画を配信する予定。“元祖握手会の女王”こと柏木は、握手会でカメラをまわし「めちゃヤバファンの会話」を動画として公開することを予告していた。各メンバーのセンス、企画力が試される、このYouTubeチャレンジ。AKB48の“YouTuberセンター”となるのは果たして誰なのだろうか。そして48グループの中には、まだまだ埋もれている個性がある。超有名YouTuberたちを脅かす逸材の登場にも期待したい。

全7日間8公演 渋谷で「AKB48新ユニットライブ祭り」開催

 単独YouTubeチャンネル開設の他に、もう1つ“挑戦”といえる動きがある。昨年12月のAKB48劇場14周年特別記念公演でお披露目された新ユニット8組によって開催される、ユニット別コンサート「2020 AKB48新ユニット!ライブ祭り」だ。

 かつてAKB48には、ノースリーブス(高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみ)、Not yet(大島優子、指原莉乃、北原里英、横山由依)、フレンチ・キス(柏木由紀、高城亜樹、倉持明日香)、渡辺麻友センターの渡り廊下走り隊7など、様々なユニットが存在し、それぞれのユニットがそれぞれのカラーで輝きを放った。14周年特別記念公演で誕生した新ユニットは、偉大な先輩たちのユニットへの挑戦ではないだろうか。

 無限の可能性を秘めた8組の中で特に注目したいのが、次世代エースの小栗有以、大盛真歩、久保怜音、西川怜、山内瑞葵の5人組ユニットだ。現48グループの絶対的エース小栗、48グループ合同成人式でセンターを務め飛躍を誓った大盛、TOKYO DOME CITY HALLで初のソロコンサートを開催する久保、NEXTブレイク必至の大人な16歳・西川、そして57thシングルで新センターに抜擢された山内。“AKB48の未来”といえるメンバーで構成されている。

 14周年特別記念公演の際は、「大声ダイヤモンド」でグループを背負っていく覚悟を見せた彼女たち。21日に開催されたAKB48単独コンサートでも、「重力シンパシー」、「遠距離ポスター」、「だけど…」の3曲を披露。AKB48イズムを継承した彼女たちならではのパフォーマンス、神秘的なアイドルオーラを放ち、ひときわ大きな歓声を浴びた。またMCコーナーでは、“自称・魔法使い修行中”の山内が「ライブの本番前に、まほぴょん(大盛)にキャピキャピ魔法をかけました!」と明かすと、大盛も「キャピキャピで~す」とノリノリでリアクション。どこか危なっかしいトークではあったが、それも魅力のひとつだ。西川いわ曰く「頭がファンタジーな子が多い」とのこと。そんな “神ユニット”となれる可能性を持っている彼女たちから目が離せない。

 2月22日から28日まで渋谷ストリームホールで開催される「2020 AKB48新ユニット!ライブ祭り」には、全7日間で個性豊かな8つのユニットが登場する。先輩たちから受け継いだ48らしさを守りながら、様々なチャレンジで新たな魅力を発信する2020年のAKB48。“15年目の挑戦”は、まだ始まったばかりだ。

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